Bユースの強豪、名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18を率いる大西順「トップチームと連携し、個性を生かす指導を」
「選手やスタッフが本当によくやってくれたおかげ」
――名古屋DのユースはU15も強豪ですが、U15とU18が連携できる強みはありますか? それは大いにあります。それぞれ所属する選手たちの特徴と強みを把握しているので、U15からU18に上がる時には連携した指導ができます。それがユースチームの強みです。やはり、U15からU18に上がる選手より、外からU18に入ってくる選手は、その部分で苦労しているので。でも、それもまた対応力をつける練習になると思います。 ――大西へッドコーチがコーチングする上で大切にしていることは何でしょうか。 大切にしているのは、その選手の強みを生かしてあげることです。ドルフィンズの持ち味である速いトランションというスタイルはあるのですが、そこに合わせるだけではなく、その選手の個性を引き出してバスケットをやらないといけない、と常に思っています。ただ、それはとても難しいし、その引き出しが僕の中にまだないので日々勉強です。最近、ようやく自分の中で、「選手個々の良さを生かしながら、コーチングスタッフの意見をすくい上げるようなコーチングをしなければ、良いものは出来上がっていかない」と気付けたので、そこを大切にしてしいきたいです。 ――今後の目標を聞かせてください。 東海ブロックリーグのタイトルを取れたことは成果としてとても大きいです。Bリーグを代表して戦い、多くの方がサポートや応援してくれた中で、一つひとつの戦いを積み上げていって結果が出ました。それは、選手やスタッフが本当によくやってくれたおかげだと思います。 11月末からはBリーグの「U18 CHAMPIONSHIP」があり、それを勝ち抜けば2月には「U18 INTERNATIONAL CUP 2025」があります。先ほど言ったように、今度はBユースの特色の中で戦うので、ブロックリーグとはまた違う戦いになります。また、一つひとつ課題をクリアしていきながら、チャレンジしたいと思います。
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