【写真：Getty Images】

　UEFA女子チャンピオンズリーグ（UWCL）・グループD第5節、マンチェスター・シティWFC対ザンクト・ペルテンが13日に行われた。試合はホームのシティが2-0の勝利を収めている。この試合では、シティに所属するなでしこジャパン（日本女子代表）MF藤野あおばが2アシストで勝利に貢献した。　 【動画】藤野あおばのアシストがこれだ！ 　すでに準々決勝進出を決めているシティでは、エースのジャマイカ女子代表FWカディジャ・ショーやイングランド女子代表FWローレン・ヘンプ、FWクロエ・ケリーなどが怪我で離脱となり、苦しい状況だった。そんな中、藤野、山下杏也加、長谷川唯と怪我で長期離脱中の清水梨紗を除くなでしこジャパン全3選手がスタメン出場を果たした。 　前半にキャプテンで守備の要であるCBのアレックス・グリーンウッドが負傷交代となり、暗雲が立ち込めていたが、それを払拭したのが藤野だった。55分、右サイドでジェス・パークからのボールを受けた藤野がドリブルを開始。そのまま突破していき、中央へグラウンダーのパスを供給。最後は18歳のリリー・マーフィーがダイレクトで決め、シティ初ゴールを記録した。 　そして、圧巻だったのが66分だ。引いた相手に対して右サイドバックのカースティン・カスパリジが前線へ上がると、メアリー・ファウラーからのパスを受けた藤野が右サイドで仕掛ける。キレのある切り返しで相手を交わすと、ペナルティエリア右からグラウンダーのパスを供給。最後はゴール前に上がっていたカスパリジがダイレクトで合わせた。 　藤野がキレキレドリブルから極上のパスでアシストした。右WGに入っていた藤野から右SBのカスパリジが決めるというシティらしさが出ていたシーンだった。試合はこのまま終了し、シティがUWCLで5連勝。次節は、19日に同じく準々決勝進出を決めている2位のバルセロナと対戦する。前回の対戦では、前回女王に勝利を収めたシティだが、なでしこジャパンの選手たちは活躍することができるか。