【40代、50代・リンパケアできれい&健康⑧】顔を揺らすだけで小顔はかなう!
顔のむくみを解消して小顔効果をねらうなら、顔だけをマッサージしても解決しない。まずはリンパが流れる道を確保して、次に行うのは顔の筋肉を緩めることだ。その方法を、LHJリンパケアマスター・薬剤師、「LHJ健美研究所」代表の木村友泉(ゆうみ)さんに伺った。
あごを動かす咀嚼筋を緩めるのがカギ
「顔には表情をつくる表情筋と、食べ物を嚙んだり話したりするときに使う咀嚼(そしゃく)筋があります。特に咀嚼筋はよく動かすので、疲れがたまって硬くなりがちです。するとリンパの流れが悪くなってたまり、むくみやシワ、たるみの原因になります。 まずは、顔のリンパが最終的に流れ込む、鎖骨リンパ節まわりと肩甲骨まわりの筋肉を緩めて、リンパの流れる道をつくってあげることが重要です。 ※詳しくは【40代、50代・リンパケアできれい&健康⑦】参照。 次に行いたいのが咀嚼筋をはじめとした、こわばった顔の筋肉を緩めることです。そして筋肉の柔軟性を高めたうえで、あごの下にあるリンパ節を刺激します。 よく『リンパを流す』と言いますが、重要なのは『リンパが流れる土台を整える』ことです。そうするとリンパは自然に流れ出します」(木村さん) ※リンパの仕組みの詳しくは第1回<【40代、50代・リンパケアでずっときれい&ずっと健康】リンパは流すのではなく、自然に流れる体にすることが大切>参照。
手のひらは最高のフェイシャル器具。小刻みに振動させて!
「咀嚼筋の中でも、咬筋と側頭筋が重要です。咬筋は歯を嚙みしめたときに、頰が軽く盛り上がるところ、側頭筋はこめかみの硬くなるところです。 自分でも気づかないうちに嚙みしめる癖のある人、寝ているときに歯ぎしりをしている人はとても多いもの。この部分を1日1回緩めて、疲れと筋肉のこりを取る習慣をつけましょう」 それには次の3ステップが効果的!
《STEP 1 頰揺らし》 【1】 両手のひらの母指球(親指の付け根の盛り上がっているところ)を左右のあごの下に当て、親指はエラの裏に当て、ほかの4本の指は優しく包み込むように頰に添える。