TVアニメ『アオアシ』声優・武内駿輔が語る“明確な悪”の演じ方「ただの気性が荒いクズな人間ではない」
TVアニメ『アオアシ』の放送が4月9日からスタート。毎週土曜日18時25分からNHK Eテレのほか、各種ストリーミングサイトでも配信中です。 【画像20枚】武内駿輔さん撮り下ろし写真をもっと見る 原作は小学館『ビッグコミックスピリッツ』で2015年から連載中の小林有吾さんが描くサッカー漫画。最新27巻の発売時点では累計発行部数1100万部を突破。「熱く泥臭いドラマとロジカルなスタイリッシュさが同居する絶妙なバランス」を持ち、サッカーの知識が少なくとも楽しめる作品です。 『アオアシ』の舞台は、Jリーグを目指す高校生年代を育成する「ユース」チーム。愛媛から上京した主人公・青井葦人(あおい アシト)が入団したサッカークラブ「東京シティ・エスペリオンFC」のユースチームで幾度もの挫折を経験しながら、成長していく姿を描きます。 本作はアシトを取り巻くチームメイトにも、一癖あるキャラクターが多く登場。仲間でありライバルでもある彼らは、アシトと時に衝突し、時に理解し合っていく関係だけに、演じる側にも主人公同様の熱量の高さが求められるといえるでしょう。 今回、そんなチームメイトの面々を演じる声優の一人・武内駿輔さん(阿久津渚役)にインタビューを実施しました。 阿久津は、主人公のアシトより一学年上の世代で、アシト同様にセレクション合格者として入団した選手。確かな実力の一方で、ストイックで気性が荒く、時にチームメイトとぶつかることも。また、アシトのことが気に食わず、折に触れて衝突します。しかし、物語が進んでいくほど、『アオアシ』という作品で大きな意味を持ってくる一人でもあります。 武内駿輔さんは「毎回、チャレンジの精神で挑んできました」と、阿久津という「アシトに立ちはだかる壁」を演じたといいます。アシトに対して、劇中で唯一と言っていい明確な敵意を向けるキャラクターと、どのように対峙したのでしょうか。 取材・文:長谷川賢人 写真:原哲也 編集:恩田雄多(KAI-YOU.net)