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復興の実り10月初収穫 川内村上川内大平で栽培ワイン用ブドウ

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福島民報

 川内村上川内大平地区で栽培されているワイン醸造用ブドウは十月上旬に初の収穫を迎える。白ワイン用品種のシャルドネの房は十五センチほどに育った。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から九年六カ月となった十一日も、関係者は収穫に向けた手入れ作業に汗を流した。  ブドウ畑は阿武隈高地の最高峰・大滝根山を望む標高約七百メートルの高原にある。東京電力福島第一原発事故で大きな被害を受けた村の農業と観光の再生の柱にしようと、二〇一六(平成二十八)年に植栽が始まり、現在は約三ヘクタールの畑で約一万一千本を栽培している。  初の収穫を予定していた昨年は強風や低温の影響で収穫量が確保できず、醸造を見送った。今年は日照不足や長雨の影響を受けたが、夏の日差しを浴びて実がどんどん大きくなってきた。  栽培を担う「かわうちワイン株式会社」は来月上旬、住民とともにシャルドネを収穫し、山梨県の醸造会社にワイン醸造を委託する予定だ。

 震災から十年となる来年春には、川内村で収穫したブドウを使った初のワインが完成する予定。同社社長を務める猪狩貢副村長は「残り一カ月弱、台風や大雨の被害を受けることなく順調に育ってほしい」と願った。

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