「不倫疑いゴミ箱をあさる夫」…韓国女性が困惑、それでも「離婚は簡単ではない」
【12月12日 KOREA WAVE】不貞妄想(通称オセロ症候群)は配偶者の不倫を疑う妄想性障害だ。これを理由に離婚訴訟を起こしても、裁判所に認めさせるのは容易でない。韓国YTNラジオ「ジョ・インソプ弁護士の相談所」で、夫の不貞妄想に耐えられず離婚を決意した女性のエピソードが取り上げられた。 投稿者によると、夫は普段穏やかな性格だが、ある日ゴミ箱をあさった形跡を見つけたことから1週間観察した結果、全ての領収書が消えていることに気づいた。夫を問い詰めると「外で何をしているか確認するためだ」と説明したという。 出演していた弁護士は、不貞妄想が深刻な場合、証拠を求めて盗聴や暴力、脅迫といった違法行為に及ぶ可能性があり、軽視できない症状だと指摘した。 一方、裁判所は妄想障害が現れるまで夫婦関係が良好であり、夫が治療によって改善の可能性を示し、なおかつ謝罪している場合、離婚請求を退けることがあるという。今回のようにゴミ箱をあさった行為のみだと離婚が認められる可能性は低いとされる。 また、協議離婚後に不貞妄想を理由に子どもとの面会交流を制限できるかについて、弁護士は病院の診断書や家庭内暴力の証拠が必要だと指摘。虐待でない限り、面会交流権は一部制限されても認められる可能性が高いと述べた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
KOREA WAVE