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来週(8/11~14)の日経平均株価の予想レンジは、2万2000~2万2600円! お盆休みで市場全体の売買が減る中、決算を発表した中小型株の値動きに期待!

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ダイヤモンド・ザイ

●今週の日経平均株価は、週の前半に上昇したものの 後半は値動きの少ない膠着した相場展開に!   今週(8月3日~7日)の日経平均株価は上昇しました。しかし、先週の大幅な下落に対する自律反発のレベルに留まっており、週の前半に上昇した後は値動きの少ない膠着した相場展開が続きました。要因としては、新型コロナウイルスの新規感染者数が拡大しているほか、決算発表シーズンのピークだったこと、8月7日に米国の雇用統計の発表があること、さらに3連休を控えていることなどから、売買が少なかったことが挙げられます。 ■日経平均株価チャート/日足・3カ月  決算発表では、任天堂(7974)やディー・エヌ・エー(2432)、メルカリ(4385)が決算内容を評価されて急伸した一方で、レーザーテック(6920)が好調な決算内容ながらも材料出尽くし感から大きく値を下げました。このように決算内容に大きく影響される相場展開から、決算内容を見極めたいと積極的な売買は手控えられました。  ただし、個人投資家主体の資金は、こういった決算イベントを手掛かりとして比較的短期の売買を活発に行っています。そのため中小型株の物色が強まった結果、日経平均株価が膠着感を強めているのに対して東証マザーズ指数は上昇し、節目となる1000ポイントを回復しました。 ■東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月 ●来週はお盆休みに突入し、日経平均株価も「夏枯れ相場」に!  決算を手掛かりとした中小型株の日替わり的な物色を見極めよう 【来週の日経平均株価の想定レンジ】  2万2000円 ~ 2万2600円    来週(8月11日~14日)の日経平均株価は、引き続き値動きの少ない相場展開が続きそうです。  3連休明けは、雇用統計の結果を受けた米国市場の影響を受けるほか、米国で追加財政政策が近くまとまる可能性があるので、それも材料視されそうです。また、米国では海外渡航禁止勧告の解除を発表しており、経済活動再開への期待が高まる可能性がありそうです。  しかし米国市場では、ナスダック総合株価指数が上昇して1万1000ポイントに乗せたものの、ハイテク株については上値の重さが意識されてきています。国内においても東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)などが足元で下落しています。これまで相場をけん引してきたハイテク株の調整の動きは、日経平均株価の上値を抑えそうです。そのため、今後は「グロース株からバリュー株」といった物色対象の変化を見極めたいところです。  また、主力大型株の決算はおおむね一巡しましたが中小型株の決算が控えており、来週も700社程度の決算発表が予定されています。お盆休み期間のため株式市場の売買は膨らみづらいと思われますが、個人投資家の資金は活発に動いているので、決算を手掛かりとした中小型株の日替わり的な物色に向かいそうです。 ●【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】 川澄化学工業が+116.33%で値上がり率トップ!   ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。  今週の値上がり率ランキングのトップは川澄化学工業(7703)でした。住友ベークライト(4203)が7月31日、持ち分法適用会社としている川澄化学工業に対して完全子会社化を目指しTOB(株式公開買付け)を実施すると発表。TOB価格の1700円にサヤ寄せする形で上昇しました。  値上がり率ランキング2位の中外鉱業(1491)は、先週から低位材料株として個人主体の資金が集中していましたが、今週も出来高を伴っての荒い値動きとなりました。なお、中外鉱業は、低位株でありながら出来高ランキングでも2位にランクインしています。  値上がり率ランキングの3位はインサイト(2172)。7月31日にマクアケ(4479)と連携して「クラウドファンディング×インフルエンサー」マーケティングサービスを開始すると発表したことが材料視され、ストップ高を交えての上昇となりました。  一方、値下がり率ランキングの1位はいい生活(3796)でした。第1四半期決算では営業損益が黒字に転換しましたが、それまで決算への期待から株価が上昇していたこともあり、決算発表をきっかけに利益確定の流れとなりました。  値下がり率ランキング2位のサイオス(3744)は、第2四半期の営業利益が前年同期比42.0%増でしたが、通期計画が据え置かれたことから“材料出尽くし”と判断され、ストップ安を交えての下落となりました。  ■今週の値上がり率 トップ5  順位  先週末比(%)  銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ  1  +116.33  川澄化学工業(東2・7703)  2  +96.43  中外鉱業(東2・1491)  3  +81.01  インサイト(札証・2172)  4  +62.13  ベガコーポレーション(マザ・3542)  5  +51.64  ディー・エヌ・エー(東1・2432)  ■今週の値下がり率 ワースト5  順位  先週末比(%)  銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ  1  -23.24  いい生活(東2・3796)  2  -20.57  サイオス(東2・3744)  3  -18.36  ミンカブ・ジ・インフォノイド(マザ・4436)  4  -17.34  富士山マガジンサービス(マザ・3138)  5  -17.03  KIMOTO(東1・7908)  ■今週の出来高 トップ5  順位  出来高(株)  銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ  1  434,475,400  みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)  2  330,226,200  中外鉱業(東2・1491)  3  230,345,000  三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)  4  212,538,300  音通(東2・7647)  5  211,521,800  Zホールディングス(東1・4689) ●【来週の主要イベント】 決算発表のほか、「中国のCPI」や 「米国のミシガン大学消費者態度指数」に注目!  <8月10日(月)> ◆中7月消費者物価指数(CPI) ◆中7月生産者物価指数(PPI) ◆加7月住宅着工件数  <8月11日(火)> ◆6月国際収支/経常収支/貿易収支 ◆7月景気ウオッチャー調査 ◆決算発表:ショーボンドホールディングス(1414)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、ソフトバンクグループ(9984) ◆英7月失業保険申請件数 ◆独8月ZEW景況感調査(期待指数) ◆印6月鉱工業生産 ◆米7月卸売物価指数(PPI)  <8月12日(水)> ◆決算発表:明治ホールディングス(2269)、日本マクドナルドホールディングス(2702)、大幸薬品(4574) ◆英4-6月期四半期国内総生産(GDP)速報値 ◆英6月鉱工業生産指数 ◆欧6月鉱工業生産 ◆MBA住宅ローン申請指数 ◆7月消費者物価指数(CPI) ◆決算発表:シスコシステムズ(CSCO)  <8月13日(木)> ◆7月国内企業物価指数 ◆決算発表:電通グループ(4324)、そーせいグループ(4565) ◆豪7月失業率 ◆独7月消費者物価指数(CPI)改定値 ◆米前週分新規失業保険申請件数 <8月14日(金)> ◆6月第三次産業活動指数 ◆決算発表:CYBERDYNE(7779) ◆中7月小売売上高 ◆中7月鉱工業生産 ◆香4-6月期四半期域内総生産(GDP)確定値 ◆欧4-6月期四半期域内総生産(GDP)改定値 ◆米7月小売売上高 ◆米4-6月期四半期非農業部門労働生産性 ◆米7月鉱工業生産/設備稼働率 ◆米8月ミシガン大学消費者態度指数(速報値) ●【来週の注目銘柄】 「ビジネスエンジニアリング」「新日本製薬」 「データホライゾン」の3銘柄をピックアップ!   来週、注目したい銘柄は、この3つです。  ビジネスエンジニアリング(2020年8月7日時点)  業種  市場・コード  株価  予想PER  実績PBR  情報・通信  東1・4828  2814円  16.9倍  2.96倍 企業の課題解決に貢献するソリューション事業の伸びに期待 コンサルティングサービスやソフトウエア製品、システム構築、運用・保守サービスなどを手掛けています。新型コロナウイルスの感染拡大によって社会のデジタル化が加速しまし、多くの企業がビジネスモデルを柔軟かつ迅速に変更する必要に迫られています。今後は、そんな企業の課題解決に貢献するソリューションに対する需要増加が見込めます。業績を見ると、第1四半期の決算を受けて、第2四半期の予想を上方修正しています。株価は6月につけた高値2888円をピークに調整していましたが、上昇する75日移動平均線が下値支持線として機能しており、現在は決算発表を受けた株価上昇で6月の高値に接近しています。  新日本製薬(2020年8月7日時点)  業種  市場・コード  株価  予想PER  実績PBR  化学  マザ・4931  1879円  20.0倍  2.94倍 コロナ禍でもスキンケア製品やヘルスケア商品が順調 オールインワン化粧品を中核にヘルスケア(医薬品、健康食品)の製造・販売を手掛けており、EC販売を中心とした事業を展開しています。新型コロナウイルスの影響から資生堂(4911)の第2四半期の営業損益が赤字に転じるなど、国内外の化粧品販売が苦戦しています。しかし、新日本製薬が手掛けているスキンケア製品への影響は限定的でした。外出自粛による「巣ごもり消費」の影響もあり、EC販売を中心とする新日本製薬には追い風となっているほか、健康意識の高まりからヘルスケア商品も順調です。株価は7月の高値2116円をピークに調整が続いていますが、上昇する25日移動平均線が下値支持線として機能していることから、ここからのリバウンドが期待できるタイミングと言えます。  データホライゾン(2020年8月7日時点)  業種  市場・コード  株価  予想PER  実績PBR  情報・通信  マザ・3628  1971円  34.7倍  5.63倍 各種健康管理サービスをワンストップで提供 健診の実施準備や予約管理、受診者のアフターフォローなど、各種健康管理サービスをワンストップで提供する保険者向けデータヘルス関連サービスを手掛けます。最近は、新型コロナウイルスの影響より営業活動が制限され、保健事業の一部で延期や中止となる案件が発生しましたが、コスト抑制を実施することで通期計画を上方修正しています。株価は5月の高値2631円をつけてから下落が続いていましたが、4月の安値1619円付近でリバウンドの動きを見せたことから、上昇トレンドへの転換が期待できます。 【※今週のピックアップ記事! 】 ⇒「再生可能エネルギー」関連銘柄を解説!  太陽光や風力、バイオマスなど「持続可能性を持った社会」の実現のために政府が積極的に後押しする国策テーマ!   ⇒「燃料電池」関連の米国株を紹介!  クリーン・エネルギー政策の推進や電気自動車の普及で重要な役割を果たす「燃料電池」は、成長間違いなしの注目テーマ! 

ラカンリチェルカ(村瀬 智一)

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