バイオリニスト佐藤陽子さん死去 熱海市がゆかりの施設に記帳所設置
バイオリニストの佐藤陽子さんが7月19日に72歳で死去したことを受け、静岡県熱海市は1日、ゆかりの施設2カ所に記帳所を設置した。佐藤さんはパートナーの版画家・作家、故池田満寿夫さんと1982年から熱海市内で暮らし、2人の芸術活動の拠点としていた。 【2022年に亡くなった方々】海部俊樹さん、水島新司さん 池田さんが97年に亡くなった後、佐藤さんは自宅と池田さんが作陶の場とした「満陽工房」を市に寄付した。自宅は「池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家」(同市海光町)、工房は「池田満寿夫記念館」(同市下多賀)として公開されている。 記帳所は、創作の家と記念館の開館日に合わせて今月31日まで設ける。毎週の休館日は、創作の家が火曜(2日は臨時開館)、記念館は火・水・木・金曜(祝日は開館)。 斉藤栄市長は「大変、熱海を愛していただきました。突然の訃報に接し心の整理が付いておりません。バイオリンの音色が今も心に残っています」とのコメントを出した。【長沢英次】