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GoToキャンペーン方向転換で観光地では混乱も…東京からの宿泊客のキャンセル相次ぐ 静岡・熱海市

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静岡朝日テレビ

 静岡県初のクラスターが確認されるなど、感染者が増えている熱海市ですが、観光業が頭を悩ませるもう1つの問題があります。方針転換が続くGoToキャンペーンです。  新型コロナで打撃を受けた観光業を国が支援する「GoToトラベル」キャンペーン。1泊2万円まで宿泊費の半額を補助する事業に、観光業は大きな期待を寄せていました。  しかし、22日のキャンペーン開始まで1週間を切り、突然、東京を対象外に。さらに、これを受けて旅行をやめた人へのキャンセル料について、国は急きょ、補償する方向で調整に入りました。相次ぐ方針転換に県内有数の観光地、熱海は混乱しています。  この旅館は新型コロナで激減した予約状況が、今月に入って去年の90%まで回復しました。宿泊客の3分の1は東京都から。キャンペーンの対象から東京が外れた影響はすでに出始めています。 ニューとみよし 富岡篤美社長:「東京の方のキャンセル、7月下旬から来月のお盆までの期間で、かなり出ている。多い日は20件近く出ている、残念」  この旅館では、新型コロナの影響で予約をキャンセルする場合、キャンセル料を取っていません。 しかし、政府のキャンセル料補償は観光業全体にとって逆風になる可能性があると考えています。 ニューとみよし 富岡篤美社長:「キャンセル料の充当が出ると、気軽にキャンセルができるので、キャンセルがさらに増えると思う。予約の管理からいうと出入りが多くなるので、あまりうれしくはない」  熱海市は、東京からの観光客も多いため、経済的な影響は避けられません。 熱海市観光建設部 立見修司次長:「ほとんどお客さんがない中で、旅・ホテルが耐えてきたなかで、GoToキャンペーンが1つの起爆剤となって、再びお客様を集めるいい機会となると思っていたところ、非常に期待していただけに、事業者の落胆が大きいのではないかと思う」  さらに、国は都内で感染者が増えている若者や、感染すると重症化する高齢者の団体旅行は「慎重に」と呼びかけています。 熱海市観光建設部 立見修司次長:「特に団体旅行の考え方や高齢者・若者のグループというところの定義があいまい。そのあたりの線引きによっては、今後影響が出てくるのではなかろうかと不安を持っている」  キャンペーン開始があさってに迫る中、国の迷走が、県内にも混乱を生んでいます。