4連勝で2位浮上の横浜F・マリノスがV本命視される理由とは
コンサドーレに快勝した余韻が残る試合後の公式会見では、5月に続いて10月の月間優秀監督賞を受賞したポステコグルー監督にこんな質問が飛んだ。FC東京との最終節でリードを奪っている状況を迎えても、同じように攻め続けるのか、と。 「初めて選手たちに会ったときから、このサッカーをやっていくんだ、と選手たちには話してきた。それを変えてしまうと、信用を失ってしまう。私たちはここで止まることはありません」 スタイルを貫き通した結果として手にしたタイトルは、計り知れないほど大きな付加価値を帯びる。追われる側よりも、追いかける側の方が心理的にも優位に立つだろう。開幕から上位陣に食らいついてきたマリノスが、決してぶれることのなかった信念のもとで優勝争いの本命に躍り出た。 (文責・藤江直人/スポーツライター)