米スポーツ誌厳しいW杯日本予想「西野指揮不足と高年齢でグループ3位かも」
また決勝への可能性もシミュレーション。 「日本がグループHを突破できれば、決勝トーナメントの初戦でグループGの1位か2位と対戦する。相手はおそらくイングランドかベルギーだろう。日本が、ここで番狂わせを起こし、このグループGのチームを破れば、ベスト4をかけてグループEかF、ブラジル、ドイツ、メキシコ、スイスといったチームと顔を合わせることになる。サムライ・ブルーは、ここまで勝ち残る有力候補には挙げられていないが、もし勝ち残れば、フランス、スペイン、アルゼンチンといったチームが、次のベスト4で待ち受けることになるだろう」とした。 スポイラの記事の最終結論は「日本代表は80キャップ以上の選手が4人おり、彼らの経験はロシアで重要になるだろうが、このチームのアキレス腱は、新監督の西野朗氏が、ロシアワールドカップまで3試合しか指揮を取れていないということかもしれない」と、就任したばかりの西野監督が5月30日のガーナ戦と、9日のスイス戦、12日のパラグアイ戦と、たった3試合指揮を執っただけで本番に突入することへの不安を最大のウイークポイントとした上で以下のような厳しい意見でまとめられた。 「彼らはチャンスがあると思い描いているだろうが、グループ3位という結果に終わるかもしれない」 ただ同記事は、大会中のスタメンも予想しているが、そのメンバーの中で長谷部誠の名前が重複しており、川島、長谷部、槙野、吉田、長友、本田、柴崎、香川、岡崎、大迫の10人しか記載されていなかった。 記事のフォーメーションも「4-4-3」と間違った数字が並んでいて、それが3バックを示すのか、4バックを示すのか、よくわからないが、いずれにしろ右のサイドバック候補が一人欠けているという“いい加減”なものだったことは付け加えておきたい。 この記事は「90minutes」というスポイラが提携している英国のサッカー専門メディアによって書かれたもののようだが、自国のアメリカが今大会の出場を逃しただけにスポイラの展望記事も、いささか真剣味に欠けるものになったのかもしれない。