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桑田卓郎の陶芸作品とクチュールの融合。ロエベの秋冬コレクションをチェック

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美術手帖

 世界的に知られるスペイン発のファッションブランド「ロエベ」。「ファッションと遊ぶことを愉しむ」がテーマの2020~21年の秋冬コレクションは、極端なボリュームと、吊り下げられ、落とされた巧みなデザインが光る。  クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン曰く、そのデザインは、スペインの図像が示す飾り気のなさと華麗さの両方を活かすことによって生み出されたものだという。誇張された形状からは、威厳と同時に辛辣さもうかがえる。  また、しっかりとした表面と大胆なパターンが融合するなかで、粗雑さと光沢、ウールとブロケード、丈夫なコットンとジャカードシルクなど、対極的ともいえる様々な質感が共存しているのも特徴だ。  なかでも、セラミックアーティスト桑田卓郎の陶芸作品があしらわれたドレスや「フラメンコ」クラッチのドローストリングに注目したい。桑田は、ロンドンで発表されたロエベ ファンデーション クラフト プライズ2018の特別賞受賞者。不安定な形状と、伝統との曖昧な関係、唯一無二の色彩感覚を特徴とする桑田の作品が、ロエベの美しいクチュールと合わさった。ドライなセラミックアートが利いたコレクションピースに、ブランドの遊び心が存分に表現されている。

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