ペダルこぎ発電 SDGsツリー淡く光る 青森県・五所川原市役所で点灯式、25日まで設置
青森県五所川原市の市役所の関係各課でつくる「SDGsツリーProject(プロジェクト)実行委員会」は、不要な電飾や布などで作った「SDGsツリー」を市役所本庁舎のホールに設置した。2日、点灯式が行われ、ツリーに小さな淡い光がともった。 同実行委がSDGsに対する市民の意識を高めようと企画。同市の南小学校で4年前から行っている同様の取り組みを参考にした。 ツリーは、市民らから寄せられた大きな布と20本の電飾で作成。「水の豊かさを守る」「ジェンダー平等を実現」などと書かれた1653枚のカードを飾り付け、ツリーの葉に見立てた。ツリーとつながった発電機のペダルをこぐと、電飾が光るようになっている。 点灯式で佐々木孝昌市長と南小6年の荒川結空(ゆあ)さん(12)、岩本一玖磨(いくま)さん(12)がスイッチを押すと、ツリーに無数の小さな光がともった。 ツリーを見学した同小3年の奥山桃百(もも)さん(9)は「給食を残さないように頑張りたい」と語った。 同実行委会長の松山明央環境対策課長は「ツリーを見てSDGsに関心を持ってもらい、気軽に取り組んでみるきっかけになってほしい」と話した。 ツリーは25日まで設置され、午後4時から閉庁時間まで点灯される。