『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』300億円を突破 『千と千尋』越えも目前
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、公開から59日で累積観客動員数2253万人、興行収入302.8億円を突破した。 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の画像をもっと見る 日本国内で興行収入300億円を突破したのは、2001年に上映された『千と千尋の神隠し』以来の快挙。 同時に、12月26日(土)より、全国82館の劇場でMX4D、4DXの上映実施が決定した。鑑賞者には、全国合計30万名に入場者特典として「無限列車切符風アクリルキーホルダー」の配布も。 現時点で、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は歴代日本映画興行収入ランキングで2位。『千と千尋の神隠し』308億円に迫る勢いを見せている。
『鬼滅の刃』12月も多くの動員を達成
12月12日~13日の興行成績 【12月12日(土)】観客動員:407万286人 興行収入:5億8840万8200円 【12月13日(日)】観客動員:248万24人 興行収入:3億5100万3000円 公開から9週目の土日(12月12、13日)の観客動員と興行収入は以上の通り。 これまでで、累計で2253万9385人を動員。興行収入は302億8930万7700円となった。
公開初日から59日までの推移 記録塗りかえた『鬼滅の刃』ブーム
公開初日からの推移を見ると、50億(3日)→100億(10日)→150億(17日)→200億(24日)と、4週目までは50億円増の興収を更新。 そして31日目で233億円(33億円増)、39日目で259億円(26億円増)、45日目で275億円(16億円増)、そして52日目で288億円(13億円増)と、徐々にその推移は減じてきたとは言え、公開から2ヶ月近くが経過した12月に入ってもその動員は凄まじい。 話題が話題を呼び、ついに59日目にして302億円(14億円増)と、ここにきて前週を上回る記録を樹立した。 この勢いが続けば、国内1位の『千と千尋の神隠し』の興行収入308億円に迫ることは確実視されている。
衰えぬ『鬼滅の刃』社会現象 話題が話題呼ぶ
2016年から連載が始まった漫画を原作に、2019年にはテレビアニメ化でブームに火がついた『鬼滅の刃』。 子供から大人まで幅広く支持を集め、2019年から続く空前の社会現象の真っ只中、原作は2020年5月に大団円を迎えた。 12月4日にはその最終巻がついに発売され、集英社は『鬼滅の刃』の新聞広告を朝日新聞など5紙に掲出し、そちらも大いに盛り上がった。 単行本の累計発行部数は電子書籍ふくめ1億2000万部を突破し、現在も書店では最終巻の入手が困難なほど。 なお、Twitterの日本公式アカウントによると、『鬼滅の刃』は日本国内でもっともツイートされたTV番組・漫画ハッシュタグ部門で1位、世界でもっとも話題にのぼったTV番組部門で3位になっている。 まさに未曾有のブームは、ついに映画の興行収入面でも日本一の記録に王手をかけた。
新見直