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Basketball Spirits AWARD 2019-20【ベストハードワーカー・Bリーグ】セバスチャン・サイズ(サンロッカーズ渋谷)

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バスケットボールスピリッツ

この賞の過去2年の受賞者を見てみると2年前が琉球ゴールデンキングスの古川孝敏で、昨年が千葉ジェッツの石井講祐(所属はともに当時)。どちらも泥臭いプレーを厭わず、それでいて得点チャンスもしっかりモノにするスコアラーという印象だ。しかし今シーズンは泥臭いところでより光を放つ男が受賞することとなった。サンロッカーズ渋谷のセバスチャン・サイズである。 昨年11月に彼を取材したが(公開は12月)、その直前、彼を少しでも知ろうとスペイン代表でのプレー集のググってみた。その第一印象がもはや“ザ・ハードワーカー”だった。フィジカルコンタクトを厭わずポジション争いを制すと、231センチのウイングスパンを生かしてリバウンドをもぎ取り、ガードにボールを渡すやリングに向かって全力疾走。これはSR渋谷に入団してからも変わらない、セバスチャン最大の売りである。 記事公開後におこなわれた天皇杯でSR渋谷は5年ぶり2回目の優勝を飾っている。その準決勝ではチームトップの20得点・8リバウンドをあげている。それまでのチームの慣例であれば、連戦となる決勝戦はチャールズ・ジャクソンの出番となるのだが、伊佐勉ヘッドコーチは「その日の朝に決めた」とセバスチャンの“連投”を決意。その期待に応えるかのように彼は“ダブルダブル”、しかも連日でチームトップとなる22得点・11リバウンドをあげている。Bリーグを「バック・トゥ・バック(2日続けてゲームがあること)のある、タフなリーグ」と言っていたセバスチャンが、連戦の2日目に前日以上のハードワークを見せたのである。 そして何よりセバスチャンがこの賞を受賞する一番の理由は、身内の暗部をさらすようだが、なぜかSpiritsが取材した選手は、取材直後にケガをしたり、契約を解除されることが多い。しかしセバスチャンは大きなケガもなく、中止になったとはいえ、シーズンの最後までハードワークし続けてくれた。Spiritsに非がないことを証明してくれたのである。ありがと……いや、グラシアス、セバスチャン! やっぱりキミこそが今シーズンのベストハードワーカーだ!

Basketball Spirits AWARDとは

「Basketball Spirits AWARD」はWEBマガジン「バスケットボールスピリッツ」に携わる編集部とライター&フォトグラファーが、日本国内のバスケットボールシーンを振り返り、まったくの私見と独断と偏見とその場のノリと勢いで選出した独自アワード。選出に当たっては「受賞者が他部門と被らない」ことをルールとしている。

三上太

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