京都の人気カフェ、大阪の喫茶店を受け継いでオープン
京都で人気のスペシャルティコーヒー専門店「タビノネ」(京都市左京区)の3号店が、大阪・北堀江にオープン。創業40年の喫茶店を受け継ぎ、レトロな純喫茶の雰囲気を味わえると話題だ。 【写真】メニュー 同店のオーナーである北辺佑智さんに、喫茶店の店主が店を畳む際に相談したことをきっかけに10月誕生したのが「喫茶と菓子 タビノネ」(大阪市西区)だ。「タビノネの良さは、古いものを生かすというところ。2号店の『MAMEBACO(マメバコ)』も、もともとチケットショップだった場所を活かしています」と語るのは店長の西村敦さん。 店内は、古い喫茶店の雰囲気をそのまま残すため、丁寧に手作業でリノベーション。ランプなどの調度品はそのまま利用し、イスやテーブルは、座面や天板を交換して利用するなど、純喫茶当時の面影を残している。「ここは、お客さまがまた来たくなるような温かい空間がテーマ。レトロな空間とコーヒーを味わい、その体験をだれかに話して楽しんでいただきたいですね」。 メニューは時間帯によって異なり、地元客の利用も多い朝は、サラダ付きのトースト(450円)や、たまごサンドドーナツ(800円)。ランチはナポリタン(850円)、オムライス(900円)などの喫茶店の王道メニュー。14時からは、本店と同じレシピのプリン(550円)や、定番4種と期間限定1種から選べる大阪限定グラデーションソーダ(680円)が登場する。 また、お店のシンボルでもある、怒っているように見える女の子が手にしている米粉を使用したドーナツ(380円)はテイクアウトもでき、若い女性に人気。「怒っているときも、ドーナツを食べて楽しく過ごして欲しい」という思いがこもっており、店内にはドーナツを食べて笑顔になった女の子のイラストも。 営業時間は、9時から19時(土日祝は10時~。18時半LO)、11時までモーニング、ランチは12~14時。大阪メトロ四ツ橋駅から徒歩約3分。 取材・文/二木繁美