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新幹線に再生アルミ世界初 ハリタ金属(高岡)が新技術

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北日本新聞

 総合リサイクル業のハリタ金属(高岡市福岡町本領)は、JR東海や三協立山などと合同で、新幹線の廃車両に使われていたアルミ合金を高い精度で選別し、新幹線の部品に再利用している。7月にデビューする東海道新幹線の新型車両に採用された。高速鉄道に再生材が使われるのは世界初で、ハリタ金属は「リサイクル新幹線」の普及を目指す。  産業用のアルミは用途別に1000系から7000系までの7種類に大別され、それぞれが異なる金属を含む合金。鉄道車両には部位ごとに複数の種類が使われており、解体後の金属片にそれらが混在している。強度の確保には合金の純度を保つ必要がある。だが、同じ合金だけを選別するのは難しく、安全性が求められる高速鉄道への再利用は不可能とされてきた。  ハリタ金属は2016年、物質の構成元素をレーザーで分析する技術を応用し、複数の種類のアルミ合金を瞬時に選別する機械を世界で初めて開発。部品メーカーの三協立山のほか、車両メーカーの日立製作所や日本車輌製造などと共に今回の実用化にこぎつけた。

 引退したN700系を基にした再生アルミは、新型車両「N700S」の客室の荷棚とその周りのパネルに採用された。JR東海は22年度までに導入する40編成の全車両に使う。  ハリタ金属は選別の精度をさらに高め、幅広い部品への活用を目指す。張田真社長は「富山発のリサイクル技術で、環境への負荷抑制と経済の発展を両立させたい」と話す。

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