2部では68試合で12ゴールも……今季のプレミアでは11試合で6ゴールの大活躍 “人間発射台の息子”リアム・デラップに訪れた飛躍の時
シティ復帰というシナリオもあるのだろうか
わずか1ポイント差ではあるものの、リーグテーブルでは降格圏外にいるイプスウィッチ。キーラン・マッケナ監督率いる昇格組は第11節でBIG6のトッテナムを下して金星を挙げており、今季初勝利を飾った。 そんなイプスウィッチでは若手が躍動しており、その1人が今季加入したリアム・デラップだ。ロングスローを武器とする“人間発射台”の異名を持つロリー・デラップを父に持つ息子リアムは、マンチェスター・シティのアカデミー出身で、近年は2部を中心にレンタル移籍し、出場機会を得ていた。しかし、2部時代は68試合に出場するも12ゴールしか挙げられず、シティのトップチームにはアーリング・ハーランドがいたこともあって、今夏完全移籍を決断。新天地となったイプスウィッチではここまで11試合で6ゴールと素晴らしい活躍を披露している。 『Squawka』では今夏の新加入組を対象に存在感を示した選手をランキング形式で紹介しており、デラップは5位に名を連ねている。 同メディアによると、デラップはここまでPK以外の方法から6ゴールを挙げており、PKを除いた得点ランキングではブレントフォードのヨアネ・ウィッサの7ゴールに次ぐ高成績となっている。イプスウィッチはここまで12ゴールを挙げており、デラップが決めたゴールはその半分。欠かせない選手であることは間違いなく、早ければ今冬で引き抜かれる可能性もあるだろう。 21歳と若く、186cmとサイズのあるデラップ。得点だけでなくその恵まれた長身を生かしたポストプレイも彼の魅力の1つであり、今後の活躍に期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部