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ワークアウト後に食欲が湧かない科学的な理由

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ウィメンズヘルス

土曜日の朝、20kmランを終えてから爽快な気分でシャワーを浴びて、フォームローラーに座りながら、あなたはふと考える。「そろそろお腹が空くべきじゃない?」 【写真】食べないと筋肉の減少も?! ワークアウト後は必ず食べるべき理由 でも、長距離を走ったあとよりリカバリーデイの方が食欲旺盛な人は多い。そして新たな研究により、運動は食欲を低下させるだけでなく、食べすぎも防ぐことが判明した。その内容をランナーズワールドからご紹介。 健康心理学専門誌『Health Psychology』によると、この研究では18~70歳の130名が、中強度~高強度の運動を1週間に最大250分行う段階的なプラン(米国立疾患予防・健康増進センターのガイドラインに即したプラン)に沿って、エクササイズを1年間継続した。各被験者は、腰にフィットネストラッカーを装着して運動量を記録し、それぞれのBMI(肥満度指数)に基づいた理想的な量のカロリーを摂取した。 その結果、運動をしなかった被験者は食べすぎる(1日の推奨摂取カロリー量を上回る)確率が12%だったのに対し、60分の運動をした被験者が食べすぎる確率は半分以下の5%にとどまった。そして最初の60分を過ぎたあとの運動時間が10分長くなるにつれ、被験者が食べすぎる確率は1%ずつ低下した。 でも、食べすぎの抑制効果が最も高かったのは、中強度~高強度の運動(安静時の3倍以上のカロリーを消費する運動)ではなく、低強度の運動(安静時の1.5~3倍のカロリーを消費する運動)。現在の米国運動ガイドラインによると、低強度の運動には“のんびりとしたウォーキング”、中強度の運動には“早歩き”、高強度の運動には“ランニングや激しいフィットネスクラス”が含まれる。 それにしても、運動が食欲を抑えるのはナゼだろう? この研究論文の筆頭著者で米ドレクセル大学院教養学部博士候補生のレベッカ・クロシエールは、2つの可能性を指摘する。 まず「運動をしたあとは、空腹感と摂食量を減らすホルモンが分泌されることを示すエビデンスがあります」。また「運動により気分や自尊心が高まったことで、ちゃんとした食事をとろう、ミールプランに沿った食事をしよう、という気持ちになることが考えられます」 クロシエールの言う運動後のホルモンとは、食欲を増進させるグレリンと、食欲を抑制するペプチドYYのこと。生理学専門誌『AJP Regulatory Integrative and Comparative Physiology』に掲載された2008年の論文によると、ランニングマシンで1時間走ったあとはグレリンが減り、ペプチドYYが急増するため、食欲があまり湧かない。 クロシエールの研究に参加したのは、BMIが27~50(太りすぎ~肥満)で、体重を減らしたい、または維持したいと思っていた人々。それでも、この研究結果は、食習慣に関する新たな見識を与えてくれる。 クロシエールが言うように、このテーマに関してはさらなる研究が必要なので、当面はワークアウトが終わったらすぐ必須栄養素(糖質3:タンパク質1)を摂取してグリコーゲンを補充し、疲れた体のリカバリーを促進しよう。 ランニング後は、なるべく20~30分以内に食べ物を口に入れること。2時間以上待つのはNG。走ったあとは食べる気がしないなら、プロテインシェイクで栄養を補給して。 ※この記事は、ランナーズワールドから翻訳されました。

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