東奔西走の藤井聡太七冠、きょうは王座就位式で7キロのトロフィー手に…明後日は鹿児島で竜王戦
将棋の藤井聡太七冠の王座就位式が9日、都内のホテルで行われた。藤井七冠は昨日、日本将棋連盟の羽生善治会長と甲子園球場で記念対局を行った。明日は竜王戦七番勝負第6局が行われる鹿児島県指宿市への移動と、将棋界の顔として東奔西走の活躍を続けている。 【写真】藤井竜王が和服を着替えて食べた勝負めし
本日、行われた王座就位式で羽生会長から王座允許状を受け取った藤井七冠。今期の王座戦五番勝負は永瀬拓矢九段を3連勝で破り、王座初防衛を果たしたシリーズだった。藤井七冠は「今期の王座戦はタイトルを保持する立場でしたが、挑戦者の気持ちで臨みました」と五番勝負を振り返った。
壇上では、王座賞としてトロフィーが授与された。このトロフィーは7キロほどの重さがあって、司会者が「笑顔を保つのが大変です」と気遣った。「非力です」と常に口にしている藤井七冠は重さに苦笑いしながらも、報道陣に向けてポーズを保った。
藤井七冠の記念撮影やあいさつが終わると、乾杯のゲストとして師匠の杉本昌隆八段が登壇した。師弟で乾杯し、藤井七冠の表情がほころんだ。明日が移動日の竜王戦七番勝負第6局は鹿児島県指宿市の指宿白水館で11日と12日に行われる。佐々木勇気八段とのシリーズは現在、藤井七冠からみて3勝2敗で、竜王防衛に王手をかけている。(吉田祐也)