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傾斜した建造物の謎  共同溝オブジェ(印西市)【千葉まちなかアート】

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千葉日報オンライン

 千葉ニュータウン中央駅(印西市)の北口に、斜めに傾いた形の異様な建造物がある。周辺には「普通に」まっすぐ立ったビルやマンションがあるので、奇妙な雰囲気がなお際立つ。ドアがあるので公衆トイレかと思いきや、鍵が閉まっていて入れない。一体何の施設なのか-。  取材を進めると、2000年ごろ設置された共同溝の出入口であることが分かった。同駅周辺地区の地下には総延長4・6キロの共同溝が走り、電線や上水、CATVケーブルなどが埋設されている。  共同溝の施設という意外性もさることながら、なぜこんな形なのかと疑問が募る。整備した都市再生機構によると、「地区の顔」となる北口駅前広場のシンボルとなるよう「共同溝の力強さ」を表現。また、一見出入口とは分からない謎めいたデザインを目指したという。何の施設か皆目見当がつかなかったのも当然だった。

 共同溝の出入口は全24カ所あり、他も凝ったデザインが多い。駅東側のエリアにも、印象的な出入口を見つけた。幾何学的に組まれた銀色の細い金属棒で覆われた外観は、現代アートの作品のよう。周辺のビルが林立する近未来的な風景に溶け込んでいる。  街の開発を手掛けた同機構の方針で、ビルの外構部分やマンション敷地内にもさまざまなオブジェが配置され、人工的な街に潤いを与えている。実は「隠れたアートスポット」でもあるニュータウンで、作品巡りを楽しむのもおすすめだ。  (平口亜土)

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