柔道大会の支援金横領容疑 大阪府警の巡査部長逮捕「借金返すため」
大阪府警の柔道大会の支援金として集められた現金を横領したとして、府警は14日、此花署総務課の巡査部長で、住居不定の藤阪太郎容疑者(30)を横領容疑で逮捕し、発表した。容疑を認め、「ギャンブルなどで作った借金の返済に充てるためだった」と述べているという。 監察室によると、藤阪容疑者は9月11日~10月24日、府警が11月に開く予定だった柔道大会に向け、署員から集めた支援金約22万円を横領した疑いがある。 藤阪容疑者は同僚らから借金をしており、府警が調査をしていたところ、10月下旬に無断欠勤し、その後所在がわからなくなった。上司が藤阪容疑者に預けていた支援金を確認すると、なくなっていたという。府警が東京都新宿区内のコンビニエンスストアで買い物をしている藤阪容疑者を発見し、14日に逮捕した。 支援金は柔道大会でテーピングや飲み物などの購入費に充てられるものだったといい、藤阪容疑者が署内で管理していたという。 府警の津川浩徳・監察室長は「今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処します」とコメントを出した。(光墨祥吾)
朝日新聞社