ジャイアンツ、巨人から海外FAの菅野智之を獲得調査 米記者伝える 23年CY賞スネルがFAで先発補強課題
米大リーグ、ジャイアンツが巨人から海外FA権を行使し、メジャー移籍を目指す菅野智之投手を獲得調査している、と23日(日本時間24日)、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が自身のXで伝えた。 現在、プレミア12の取材のため、日本に滞在している同記者は東京ドーム内の壁に描かれた姿の画像とともに「同じ名前のMLBチーム、サンフランシスコ・ジャイアンツは菅野を調査しているチームの中に入っている」と記した。 10月に35歳を迎えた菅野は巨人一筋12年で通算276登板、136勝74敗、防御率2・43をマーク。今季はリーグ1位の15勝&防御率1・67を記録し、チームの4年ぶりリーグ優勝に貢献した。 昨オフに大谷翔平選手(現ドジャース)をFAで失ったエンゼルスは球団史上ワーストの99敗を記録し、25年ぶりに地区最下位に低迷。先発投手の補強は急務で、今オフは積極的に実績あるベテラン選手の獲得に動いている。 ジャイアンツの先発陣は、チーム最多13勝のエースのウェブ、23歳の有望株ハリソン、21年サイ・ヤング賞の左腕レイの3投手の来季ローテーション入りは確実。しかし、23年サイ・ヤング賞左腕、スネルがアプトアウトの権利を行使して来季3000万ドル(約46億2000万円)の契約を破棄し、さらに球団から提示された単年2105万ドル(約32億4000万円)のクオリファイングオファーを拒否してFAになっており、穴を埋める投手の補強は課題だ。 米大リーグ情報サイト「トレードルーマーズ」は4日に掲載したFA特集記事で菅野の契約を1年1200万ドル(約18億5000万円)と予想している。