優勝を懸けた100度目の「早明戦」。日曜14時に国立競技場でキックオフ
晴れ舞台に両校の役者が出揃った。
明治大は帝京大戦の課題となったコリジョン(衝突)バトルで前へ出たい。ここで劣勢になれば守備優位となりリーグ最小失点の早稲田ディフェンスを破るのが難しくなる。
伝統的にスクラムは明治がプライドを誇示してきたが、今季の早稲田スクラムはより堅固で力強い。帝京大戦ではファーストスクラムからHO佐藤主将を中心にヒットから重圧をかけた。
両軍に最高峰のタレントが揃ったバックスの駆け引き、衝突、抜き合いも大きな見所だが、やはりキックゲームの行方は気になる。
11月3日に早稲田大に17-48で大敗した帝京大は、SO服部の特大キックから何度も劣勢となりトライも奪われた。明治大のSO萩井やバックスリー(WTB白井瑛人、WTB安田昂平、FB金昂平)とのキック合戦、その勝ち負けにも注目したい。
赤黒と紫紺による歴史的一戦。日曜の午後は、キックオフからノーサイドの笛まですべての瞬間を堪能したい。
多羅 正崇