優勝を懸けた100度目の「早明戦」。日曜14時に国立競技場でキックオフ
日曜日の国立競技場で、紫紺のジャージーは、2週間前の屈辱をどう受け止めたのかを見せてくれるだろう。
100度目の早明戦で先発を飾る15人では、明治大は2週間前から先発2人を替え、リザーブからルーキーの萩井耀司(桐蔭学園)を10番に据えた。そして大学屈指の俊足フィニッシャー・安田昂平がスタメン復帰。NO8木戸主将を中心のその他の先発メンバーの変更はない。
一方で、すでに優勝候補筆頭となりつつある早稲田大。
一週間前の慶應義塾大学戦(早慶戦)では強力セットプレー、攻守の圧力を披露して57-3で圧勝。際立つのはディフェンスで、1試合平均5.5失点、6試合33失点は断トツのリーグ最少だ。
強力なセットプレーと、鉄壁の守備力。南アフリカ代表や埼玉ワイルドナイツなど「王者」の特長を備えており、いま大学選手権決勝(2025年1月13日/東京・秩父宮)があれば高確率で優勝するのではという印象すら抱く。
早稲田大の大田尾竜彦監督は、圧勝した慶應義塾大戦後、「自分たちにフォーカスした時間が長くて、特にスタートの15人がしっかり仕事をしてくれました」と評価した。
一方で「後から入ってくるメンバーのレベルアップをもう少ししなければいけないなと思っています」と語り、「今日出た課題を見つめて、しっかり来週の早明戦に向かいたいと思います」と12月1日の決戦を見据えていた。
早稲田大では引き続き桐蔭学園出身のルーキー2名(FL城央祐 、WTB田中健想)も先発となり、明治大のSO萩井、WTB白井瑛人と合わせ桐蔭学園出身の新人4人がピッチに登場する。
早稲田大のフロントローも変わらずHO佐藤健次主将を筆頭に杉本安伊朗、亀山昇太郎の両プロップ。2024年は日本代表の主力になった2年生FB矢崎由高も登場。