【番記者座談会】W杯最終予選「10月天王山」直前!! "史上最強"森保ジャパンのリアル評
■長谷部コーチ入閣、伊東復帰は森保監督の肝いり!? ――9月シリーズで話題を集めたのは、現役を引退したばかりの長谷部 誠さんのコーチ就任。この人事の意図は? A まだ積極的に選手に声をかける場面は少ないですけど、「名波 浩コーチには面と向かって言えないことも長谷部コーチには言える」というガス抜き的な役割はありそうです。 C 今の若い選手は名波コーチの現役時代を知らないけど、長谷部コーチのすごさは知っているからね。リスペクトは受けていますよ。 A 森保さんの政治的なうまさを感じます。前回のカタールW杯最終予選で解任寸前までいった経験をしっかり生かしているのでしょう。 メンバー選考も手堅いし、長谷部コーチがいることで選手の不満を吸い上げるシステムもできた。守備面に不安があるという話をしましたけど、森保さん自身の守備はしっかり強化されています(笑)。 ――9月シリーズでは、伊東純也(スタッド・ランス)の復帰も大きなニュースでした。 B アジア杯で離脱する際も、いちばん反対していたのが森保さんですからね。「起訴されていないのに、なぜ外さなきゃいけないんだ!」と声を上げたとか。その後も一貫して招集したいという意志は変わらなかったようです。 C 6月の時点で、スポンサーの反応も大丈夫だったらしいですね。 B 伊東のアジア杯離脱の際、当時の田嶋幸三会長の発言がコロコロ変わるなど、JFAはかなり右往左往していました。宮本恒靖会長になって長谷部コーチの招聘を後押しするなど、現場との関係性はより強固になった印象です。 A 9月の代表戦は視聴率も良かった。久しぶりに代表戦が盛り上がっている感もあるので、この勢いのまま突き進んでほしいですね。 文/オグマナオト 写真/時事通信社