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お別れ迫る神戸のパンダ…抑えきれない!公式のラブが暴走気味?!「ぼくの知る、彼女の全てを伝えたいー」

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 「#あなたが笑うとぼくもうれしい」「#ぼくからのプレゼントだよ」―。  中国への返還が決まっている神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ、タンタン(旦旦、24歳メス)。別れの日が迫る中、彼女の毎日を伝える公式ツイートが、公式らしからぬ濃厚濃密ぶりで「ラブが過ぎる」と話題を呼んでいます。 【写真】タンタンに目薬をさす飼育担当の「ぼく」さん  公式では、2020年1月にタンタンに特化したハッシュタグ「#きょうのタンタン」をスタート。「寝てる食べてる歩いてる」という平穏な日々を淡々と伝えていましたが、コロナ禍休園中にタンタン帰郷が発表され、6月に再開後は様子が一変。突然、飼育担当の一人である「ぼく」が気配を消すことなく現れはじめたのです。これにはファンもびっくり。リプ欄は「素敵な彼氏さん!」「愛しか感じない」「相思相愛ですね」と色めき立ちました。  さらに「おねだり上手な白黒なあの子」     「きみがわらうとぼくもうれしい」     「ぼくのお気に入り写真」     「眠りの森の美女パンダ」  …と、もうアツアツが過ぎます!もちろん、パンダ館やネット上に集うファンへのメッセージも忘れず「みなさん大好物のドアップですよ」と、カメラが近すぎて何だかよく分からないタンタンの写真も。アイドルにあるまじき閲覧注意画像も堂々公開。4回の「フン」シリーズは、手のひらに糞を置いて崩して見せながら、タケやニンジンなど食べたものがそのまま消化されず出るパンダの特徴をあからさまに“ウンチク”するほどです。 ◇「たんたんさん」って書くのは、ぼくだけ。  取材のため特別に許可をもらったバックヤードで、「ぼく」さんを直撃しました。 ―タグにざわめいてます。すごい振り切れっぷりですね。 「皆さんにぼくのタンタン愛をお伝えしたい!と思ってます」 ―1日に何度もツイートすることもありますが、特にどんなところが愛おしい? 「仕草ですね。パンダが見た目かわいいのは当たり前ですけど、タンタンは愛嬌がありますよね。おねだりして甘えてくるところとか、もうほんま、かわいい。10年以上の付き合いになるので、伝えたいことはいくらでもあります」 ―健康診断で獣医さんが苦戦するのを見ると思わず「やっぱりぼくじゃないと」とニヤけてしまうとか。 「…。実は最近、ぼくらが呼んでも見向きもしなかったのにお客さんの声の方に反応したことがあって…。『なんでやねん!』ですよ(涙)」 ―そのツンデレ具合がまたたまらない、と…完全に「彼氏」ですね。でもなぜ「たんたんさん」と呼んでいるんですか? (両手で大きなまん丸を描きながら)「まあるい感じがして、なんか、いいでしょ~。ひらがなで、さん付けするこの書き方は、公式ツイッターでもぼくだけなんですよ。恋人?家族?子ども??どれもそうだし、どれも違うような…わかりません(笑)でも、たんたんさんのことはもちろん、24時間考えてますよ。って書いといてください(笑)」 ―獣舎でもモニターでも観覧席からも、いつもタンタンを見つめています。 「動きを見てます。食べはどうかな、外にいる時は、暑そうやけどイヤがってないかな、帰りたそうにしてないかな、と。実はたんたんさんは外よりも中におるのが好きやと思います。食べが全然違いますから」 ◇ほんまにおらんようになったら…。でも、きょうの、今のタンタンを見て ―帰郷決定を聞いた時は? 「そうか、帰るんや…そっか…と思いましたね。健康で元気なうちに帰る、というのも一つの形かな、ゴールかな、とも。中国に帰っても元気でいてほしい、それだけです。寂しいという気持ちは、ぼくらはタンタンがほんまにおらんようになってから、ですね。空っぽの部屋を見たら…ね、どうなるんやろ…」 ―タンタンは元々、他のパンダに比べてもまん丸ですが、さらに増した感が… 「夏は暑さのせいだけでなく、『疑似育児』といって、ニンジンやタケノコを抱っこしてずっと食べなくなる期間があるんです。だから、今年もそろそろ来るかもしれないな、と…。中国に帰ったら環境やエサも変わって食が細ってしまうかもしれませんし、今は食べたいだけ食べさせてあげたい、と思っています。って、順応性あるから中国でも全然大丈夫かもしれないんですけどね(笑) あ…もう、お気に入りのタイヤからおしりがあふれてますね…甘やかしすぎかな?」  「ツイッターの反応はいつも見てます。ありがたいです。寂しそうにされてる方もおられるんで心配になりますが…きょうの、今のタンタンを見てもらいたいです」とぼくさん。帰郷が決まっても、タンタンと、飼育員さんは以前と何も変わりません。「きっと『最近、いろんなのが来るなあ、さわがしいなあ、とか思ってそうですね(笑)」といい、「『もっと話を聞きたい人はぼくをつかまえにきて』とツイートしたこともあったように、タンタンのことを伝えるのも、ぼくらの仕事だと思ってますから―」と話します。  そんな「ぼく」さんのツイートに、同園の広報担当者も内心ざわついているのかと思いきや、「最近はかなり担当さんのカラーが出ていますね。やはり近くでお世話している担当さんならではの話は伝わるものが違いますよね」と、好意的。「ほかの動物たちの情報発信もがんばらないと」と奮闘しているそうです。 (まいどなニュース特約・茶良野 くま子)

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