JALとANA、東北新幹線運休で臨時便や大型化
2月13日夜に福島県沖を震源に東北地方で最大震度6強を観測した地震の影響で、東北新幹線が15日まで一部運休が決まったことに伴い、航空各社では14日から15日にかけて臨時便の運航や機材の大型化を実施する。2日間で、日本航空(JAL/JL、9201)は臨時便を計16便設定し、定期便計12便を大型化。全日本空輸(ANA/NH)は臨時便を計4便運航し、計6便の定期便を大型化する。 ◆臨時便 14日の臨時便は、JALが羽田発青森行きJL4951便、青森発羽田行きJL4952便、伊丹発仙台行きJL4953便、仙台発伊丹行きJL4954便の計4便。機材は羽田-青森線がエンブラエル190(E190)型機で2クラス95席、伊丹-仙台線がエンブラエル170(E170)型機で1クラス76席となる。 ANAは、羽田発秋田行きNH1301便と秋田発羽田行きNH1302便の計2便。機材はエアバスA321型機で2クラス194席となる。 15日の臨時便は、JALが羽田-青森線を2往復(JL4541/4542、JL4543/4544)、羽田-山形線を2往復(JL4951/4952、JL4953/4954)、羽田-秋田線を1往復(JL4955/4956)、伊丹-仙台線を1往復(JL4957/4958)の4路線12便を運航する。機材は青森線がボーイング737-800型機で2クラス165席、その他の路線はE190を使用する。 ANAは、羽田発秋田行きNH1301便と秋田発羽田行きNH1302便の計2便。機材は737-800で2クラス166席となる。 ◆大型化 定期便の大型化は、JALは14日の伊丹発仙台行きJL2209便、仙台発札幌(新千歳)行きJL2907便、伊丹発花巻行きJL2187便、花巻発伊丹行きJL2190便、伊丹発山形行きJL2237便、山形発伊丹行きJL2238便の計6便について、E170をE190に大型化する。 15日は、羽田-三沢線のJL153/152便と復便するJL155/154便の2往復について、E190を737-800に大型化する。また、羽田-青森線のJL141/142便を737-800から767-300(2クラス261席)に大型化する。 ANAは、14日の羽田-庄内線(NH395/398)を737-700(2クラス120席)から737-800に、羽田-秋田線のNH407/410便を737-700から767-300(2クラス270席)にそれぞれ大型化。15日は、羽田-秋田線のNH401/404便をA320neo(2クラス146席)をA321に大型化する。 また、フジドリームエアラインズ(FDA/JH)も県営名古屋(小牧)-花巻線の臨時便を14日と15日に1日1往復ずつ運航する。機材はエンブラエル175(E175)型機(1クラス84席)を使用する。 東北新幹線は、一部の新幹線設備の被害が確認されたため、14日と15日は那須塩原-盛岡駅間の上下線を終日運休する。
Tadayuki YOSHIKAWA