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夏はマスクを外したほうがいい? 高温多湿な夏の熱中症リスクと感染予防法

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◆夏もマスクをつけるべき? 新型コロナ感染症と日本の夏のマスク

ウイルスや菌の飛沫感染対策に有効なマスク。今年は新型コロナウイルス対策が必要なため、風邪やインフルエンザが流行する冬だけでなく、夏もマスク着用が促されています。しかし高温多湿な日本の夏では、暑苦しいマスクは外したいと感じる方が多いでしょう。 症状がないときはつけなくてもよいのでは?と考える方もいるかもしれませんが、これは新型コロナ対策の難しいところです。すでによく知られていると思いますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、新型コロナウイルス(SARS-CoV2)による感染症で、重症化すると重症肺炎を起こしたり、血管の病変を合併したりし、致死的になることがある感染症です。 呼吸器感染症ですので、痰やつばによる飛沫感染と、手に付着したウイルスにする接触感染により感染が拡大します。新型であるためほとんどの人にまだウイルスに抵抗する抗体がなく、誰もが感染する可能性があります。 そして症状は、無症状、軽症から重症と様々で、発症前から人に感染させてしまうという点が、対策を非常に難しくさせる部分です。感染拡大を防ぐためには、症状がなくても「ウイルスを持っているかもしれない」と考え、自分自身が感染源になる可能性を想定した行動を取る必要があるためです。 そこで必要なのが、飛沫感染のリスクを抑えるための、咳エチケット。サージカルマスクによる予防効果には議論のあるところですが、自分の感染予防にもある程度の有効性を見込んでするべきという意見もあります。マスクをしていると自分で口や鼻を手で触ることが少なくなるため、接触感染予防にもなるでしょう。しかし、夏のマスク着用は現実的に可能なのでしょうか。

◆夏のマスクの注意点……「熱中症リスク」と「バリア機能の低下」

一般的なサージカルマスクは、細菌、ウイルスを含む飛沫と液体に対するバリア機能をもつ不織布3層構造になっています。バリア機能を保つためには、鼻と口をしっかりと覆うように正しくつけることが大切です。一方で、マスクを正しくつけると、呼吸もしにくくなり、息苦しさを感じます。 暑い季節のマスクには、マスク自体の暑苦しさや息苦しさなどの不快感によるストレスだけでなく、2つのデメリットが考えられます。 一つは、熱中症リスク。マスクをつけることでのどが乾燥しにくくなり、のどの乾きも感じにくくなります。熱中症による脱水が起こり始めていても、大切な最初のサインに気づけない可能性があります。 もう一つは、マスクのバリア機能の低下。正しくマスクをすると息苦しくなるため、呼吸筋を普段より使うことになり、自然と体温が上昇します。体温で温まった呼気がマスク内に残ることで、マスク内の限られた空間は周辺以上に多湿状態になります。体温上昇により汗も蒸発しにくくなり、マスクも湿った状態になります。 空気がマスクを通りにくくなることなどからマスクのバリア機能は低下してしまい、感染予防効果自体も低下してしまいます。汗をかきやすい季節は特に、一枚のマスクを一日中使うのは避けたいものです。

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