サトノレーヴのレーンも浮かない表情

［ＧⅠスプリンターズステークス＝２０２４年９月２９日（日曜）３歳上、中山競馬場・芝外１２００メートル］ 　混戦模様のなか、単勝３・０倍で１番人気に支持されたのはこれがＧⅠ初出走となったサトノレーヴ（牡５・堀）。パートナーには前走のＧⅢキーンランドＣで勝利に導いたダミアン・レーンを迎え、万全の状態で挑んだように見えたが…。 　鞍上が「普通より少しスタートを決めることができず、理想よりポジションが後ろになりました」と振り返るように、やや出負けするとレース序盤は中団後ろを追走。３角から進出を開始し、直線では外に進路を取るも伸びを欠き、７着に沈んだ。キャリア１０戦目にして、掲示板を初めて外す大敗となり、ＧⅠの壁にはね返された格好となった。 　ＪＲＡ・ＧⅠ通算５勝を誇る名手は、敗因について「今日はレース展開がハイペースで、後ろのポジションの馬が勝つには難しくなりましたね。しまいはしっかり一生懸命走ってくれています。理想の展開にならず残念です」と分析した。 　奇しくも勝ったルガルも、ＧⅠ初出走となった今年の高松宮記念では１番人気１０着と大敗しているだけに、同じような巻き返しロードを歩むことができるか注目を集めそうだ。