第93回選抜高校野球 「日本と韓国から応援」 京都国際・壮行会 /京都
<センバツ2021> 19日開幕の第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する京都国際の壮行会が10日、京都市東山区の同校で開かれた=写真。新型コロナウイルスの感染防止のため在校生は参加せず、教職員と保護者の代表らが、初めて甲子園の土を踏むナインにエールを送った。 朴慶洙校長は「チームとして一つになった姿を、試合で見せてくれると信じている。自分たちが楽しむのはもちろん、学校の仲間、日本に暮らす韓国の人々、そして京都市民をプレーで喜ばせてほしい」と激励。京都国際の前身は韓国系民族学校だったことから、在大阪韓国総領事館の呉泰奎(オテギュ)総領事も駆け付け「日本と韓国、どちらからの応援も受けていることを忘れないで」と励ました。 山口吟太主将(2年)は「コロナ禍で暗くなっている人は多いと思う。そんな人たちを元気付けられるよう、全員野球で頑張りたい」と決意を語った。 京都国際の初戦は大会第5日の23日、第2試合(午前11時40分開始予定)で柴田(宮城)と1回戦を戦う。【中島怜子】 〔京都版〕