林道で土砂崩れ 南アルプスの登山客など148人が取り残されたか 徒歩で下山可能もヘリコプターで救助へ=静岡市葵区
9月19日、静岡市葵区の山間部を走る林道で土砂崩れがあり、南アルプス登山の拠点のひとつ・椹島ロッヂへの通行ができない状態となっていて、ロッヂの利用客など約150人が取り残されたような状態となっています。 静岡県や消防によりますと、19日午前10時頃、静岡市葵区の林道東俣線で土砂崩れがあったと通報がありました。林道上には約700㎥の土砂が堆積している状況だということです。この土砂崩れによるけが人は確認されていませんが、工事の作業員1人が熱中症の症状を訴え、消防ヘリで救助されました。 現場付近は、2022年の台風被害に伴う災害復旧工事を行っていましたが、落石があったのは、別の場所とみられています。 南アルプス登山の拠点のひとつ・椹島ロッヂには、登山客をはじめ、工事作業員やロッヂの従業員など、少なくとも148人が取り残されたように状態となっています。また、20日に椹島へ下山を予定している登山客が23人いるとみられます。 椹島ロッヂから登山道などで歩いて下山できる道はあるということですが、静岡市では、今後の天候などを見たうえで20日午前6時頃からヘリコプターを使って、登山客を下山させたいとしています。 静岡市によりますと、土砂撤去には早くとも2日はかかるということです。
静岡放送