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秋田県とJR東日本が秋田の冬を売り込む観光キャンペーンを展開している。秋田の代名詞の一つ“秋田犬”が表紙にデザインされた地図を片手に、スイーツ巡りの旅、秋田犬に会える旅に出掛けてみてはいかがだろうか。 【画像】マップのイラストにはモデルが…

スイーツ×秋田犬

「誰といく?冬の秋田」をキャッチコピーに、12月1日から「冬の大型観光キャンペーン」が始まった。キャンペーンは、JR東日本が毎年季節ごとの重点販売地域を選定し、地域の観光振興を進めるもので、秋田が単独で選ばれたのは6年ぶりだ。 これに合わせて、県内で「あきたの北のほうスイーツマップ」が配布されている。県の北部にある菓子店と商品を紹介するマップで、“食べるのがもったいない”と思うような、かわいらしいスイーツが掲載されている。 忠犬ハチ公のふるさと・大館市からエントリーしているのは、“秋田犬”をあしらった商品の数々だ。 市内の菓子店「大正堂」では、人気のシュークリームやケーキなどと並んで、秋田犬の姿がパッケージにプリントされた商品や犬の足跡をかたどったクッキーなど、お土産にぴったりの秋田犬スイーツを販売している。 大正堂の菊池斐香専務は、「秋田犬のパッケージが大館の象徴みたいな形なので、それを見た人は『お土産にいいね』と手に取ってもらえることが多い。（今回の取り組みで）たくさんの人に目にしてもらえるとうれしい」と、多くの観光客の来訪に期待を寄せている。

イラストのモデルは観光駅長

スイーツマップの表紙の中央に描かれた秋田犬。このイラストには、実はモデルがいる。 2024年10月にJR大館駅の観光駅長に就任した雄の秋田犬「想空（そら）」だ。 駅近くの観光施設「秋田犬の里」の看板犬でもある想空は、大館の顔として多くの観光客を出迎えている。 秋田犬の里の佐藤和浩館長は、「『すごい大きいな』と言われる。今38kgになった。1歳にもなっていないのに大きくて、客が喜んでくれている」と、想空に対する来館者の反応を話す。そして「JRのイベントと一緒にやることで、相乗効果で駅周辺が活性化することを期待している」とキャンペーン効果に期待を寄せる。 スイーツマップは秋田県内のJRの駅などで配布されていて、掲載された菓子店を訪れると秋田犬のステッカーがもらえるという。 心温まるスイーツと秋田犬に会いに、ぜひこの冬“あきたの北のほう”に足を運んでみてはいかがだろうか。 （秋田テレビ）