料理長のふるさと・揚州のチャーハン 名勝・厳美渓のほとりで本場中国の味を<岩手・一関市>
5月3日、岩手県一関市の名勝・厳美渓のほとりに、本格中華レストラン「泉饗」がオープンした。 「厳美渓温泉いつくし園」内の中華レストラン「泉饗」は、中国から輸入した調度品が店内を彩り雰囲気もなかなかだ。 「泉饗」料理長 李俊(リ・シュン)さん 「店名の『泉饗』には、『温泉宿』でおいしい料理を使って、お客さんをもてなすという思いを込めました」 ランチの担々麺は、若鶏ではなく親鳥を使って長時間炊いたスープと辛みを合わせ、肉味噌と野菜をトッピングする。 中国担々麺と台湾担々麺を掛け合わせたオリジナルの担々麺は、日本人の好みに仕上がっている。 味の奥行きは深く、スープはかなり濃厚だが、スパイシーな辛さがベストマッチ。 もちもちとした麺もスープがよく絡み箸が進む。 「泉饗」料理長 李俊(リ・シュン)さん 「これタマネギです。パプリカ、キクラゲ、豚ハム、エビ、鶏肉、ニンニクの芽、ニンジン、腸詰め」 これらの具材を合わせて作るのがチャーハン。 料理長のふるさと・揚州のチャーハンは、ふんわりとした食感の中に、たっぷりの具材がいいアクセントになっている。それぞれの食材が持つ旨みも楽しめる一品。 「泉饗」料理長の李俊(リ・シュン)さんは、東京・銀座の人気店「御膳房」の料理長を務めたこともあり、伝統料理やカジュアルなものに加え、独創的なメニューまで評価が高い一流のシェフ。 そんな李さんの料理を堪能するなら、ディナーも是非いただこう。 大海老の濃厚マンゴーソースは、中華料理と西洋料理を組み合わせたもの。 まろやかで濃厚なマンゴーソースに虜になる人も多いという。 「泉饗」料理長 李俊(リ・シュン)さん 「この揚州豚肉団子は、国賓を接待する中国国宴料理です」 団子にかけるのは、カニ味噌に紹興酒やスープを加え、とろみをつけたあん。 国賓の接待にも使われる上海ガニの逸品。 カニ味噌を練り込んだ肉団子はふんわりと柔らかく、スープはあっさりとして上品な味わいだ。 「泉饗」料理長 李俊(リ・シュン)さん 「中華料理を通じて、中華料理の伝統文化を発揚し、多くのお客様に美食体験と愉悦感、幸福感を届けられたらと思います」
岩手めんこいテレビ