台湾らしさ炸裂の個性派おやつ5選 ネクスト台湾旅のお土産候補に♡
バラエティに富んだ 台湾菓子の世界が刺激的
ここ最近の台湾のお菓子業界は、目を見張るほどの進化を遂げています。洗練されたパッケージや味わい深い新しいお菓子たちが次々と登場しており、台湾の人々の豊かな発想力が花開いている印象を受けます。 【画像】文句ナシの美味しさ! 台湾土産にしたい郷土菓子11選 台湾菓子については以前にも取り上げていますが、今回は、老舗メーカーや世界大会で優勝したベーカリーなどが手がける、こだわりのお菓子を紹介したいと思います。 いずれも厳選された良質な素材を用い、甘さが控えめなのが魅力。また、材料に台湾原住民族のスパイスである「馬告」や、台湾料理に欠かせないアヒルの塩漬け卵などを用いており、台湾らしさもしっかりと感じられます。 それでは、バラエティに富んだ台湾菓子の世界を覗いてみましょう。
人気ベーカリーによる「馬告入りパイナップルケーキ」
◆馬告鳳梨酥 1個33元 「馬告」とは黒胡椒のような形をしたスパイスで、レモングラスに似た香りを放ちます。ここ数年、この馬告を料理やお菓子に用いるケースが増えており、台北松山空港に近い「陳耀訓・麵包埠 YOSHI BAKERY」のパイナップルケーキがその代表的な存在です。 オーナーであり、自身がパン職人でもある陳耀訓さんは、2017年のパンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で優勝したという実力者。 聞けば、世界大会に出場した際に、台湾の特色を表現できる素材を探し回っていたところ、台湾原住民族が用いる「馬告」と出会ったとのこと。これをパンだけでなく、パイナップルケーキにも入れてみようと思ったのが始まりだったそうです。 その際、陳さんは台湾各地の馬告を試してみたと言います。そして、台北郊外の烏来産のものが味や香りが良いと感じ、これを採用したそうです。 また、ここのパイナップルケーキは、著名な産地である台南市關廟の「土鳳梨」という台湾原生種パイナップルを、餡に使用しています。 陳さんは高度な技術をもつだけでなく、より良いものを作ることに並々ならぬ情熱を注いでいます。口にしてみると、一つひとつにこだわりが感じられるはずです。 馬告パイナップルケーキは、一般のものよりもさわやかな甘さ。しかもサイズが小さめなので、食べやすいのが魅力です。パイナップルケーキの新たな世界を知ることができるでしょう。 陳耀訓·麵包埠 YOSHI BAKERY(ツェンヤオシュン・ミエンパオプー・ヨシ・ベーカリー)所在地 台北市松山區民權東路三段160巷19弄36號電話番号 02-2718-2728営業時間 11:30~19:30定休日 無休アクセス MRT中山國中駅、または松山機場駅3番出口から徒歩約7分