【阪神JF】メイケイエールは気性幼く大敗も 3頭の危険な人気馬は?
軽い馬場に不安のインフィナイト
日曜の阪神メインは2歳牝馬によるGI・阪神ジュベナイルフィリーズ。このレースで危険な人気馬となりそうな馬を分析していく。 【阪神ジュベナイルフィリーズ 2020予想】東大・京大式!好データ発見!メイケイエール、ソダシの2強に待ったをかける馬とは? インフィナイトは、デビューから2戦ともに不良馬場のレースで1着、2着。道悪で好走してきたことが逆に軽い馬場への適性を疑わせる。 近親を見てみるとパワータイプの馬がずらりと並んでいる。稍重馬場でエリザベス女王杯、宝塚記念を勝ったマリアライト。不良馬場の新馬戦を勝ったパワー型のダンビュライト。ダートGI勝ち馬のアロンダイト。そして現役のクリソベリルなどがいる一族。 これら近親の芝成績を馬場状態別に調べてみると、以下のようになる。 単勝回収率 良 61% 稍重128% 重 145% 不良108% 芝のレースでは馬場が悪化した時に人気以上に好走することが多い。この馬も例にもれず、デビューから2戦はパワーが生かせる不良馬場が味方した可能性が高い。今年の阪神開催は、時計の速い決着が続いており、恵みの雨がないとこの馬には厳しい馬場かもしれない。
メイケイエールはスピードが裏目に?
ファンタジーSを勝ったメイケイエール。快速馬ミッキーアイルの産駒で、この馬も豊富なスピードを受け継いでいる。しかしそのスピードが裏目に出そうなのが、今回の1600mという距離だ。ミッキーアイルの産駒は今年が初年度産駒。ここまでの距離別成績を振り返ってみたい。 ミッキーアイル産駒の勝利数と単勝回収率 1000~1400m 10勝 74% 1600m以上 1勝 6% 1600m以上のレースではわずか1勝。範囲を広げて複回収率を見てもたった48%だ。メイケイエールは、ここまで1200m→1200m→1400mで連勝してきたが、今回は初めての1600m。この距離が血統的にもポイントになりそうだ。 レースぶりを見ても終始暴走気味で、素人目に見ても「よくこんなに暴走して勝てるな」と思わせる。それが能力の証しでもあるのだが、スピードだけで押し切れた1400mまでとは違って、さらに距離が延びる1600mではその気性的な幼さが思わぬ大敗を招くかもしれない。