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ジム・ロジャーズ 最悪なのは失敗を恐れることだ

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日経ビジネス

 日経ビジネスの取材に対し、2019年時点で「2020年にも未曾有の危機が到来する」と予言していた世界的な投資家のジム・ロジャーズ氏。5月25日に日経BPから出版した新刊『危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来』では、大恐慌からブラックマンデー、リーマン・ショック、新型コロナウイルスまで歴史を振り返りつつ、繰り返される危機の本質とどのように行動すべきかを詳細に読み解いている。 【関連画像】『危機の時代』の読者限定ウェブセミナーに登場したジム・ロジャーズ氏  『危機の時代』の購読者限定で6月11日に開催したウェブセミナーにおけるロジャーズ氏の発言を抜粋して紹介する記事の2回目。同セミナーでは、事前に寄せられた300以上の質問から、モデレーターの小里博栄氏、日経ビジネス副編集長の広野彩子、日経BPクロスメディア編集部長の山崎良兵が選んだ問いに、ロジャーズ氏が回答した。今回は、お金持ちになった後にすべきことや、米国や中国の行方などについてロジャーズ氏の最新の見方を紹介する。  『危機の時代』で、ジム・ロジャーズ氏は歴史に学ぶことの重要性についてくり返し触れている。読者から多かった「なぜ歴史から教訓を得ることが重要なのか」という質問に対してロジャーズ氏はこう答えた。  「歴史から得られる最初の教訓は、『人間は歴史から学ばない』ということだ。米国のドナルド・トランプ大統領を見てほしい。彼は歴史の教訓に学んでおらず、自分が歴史よりも賢いと考えているようだ」  「歴史は全く同じようには繰り返さないが、起きている出来事にはさまざまな共通点がある。人々は過去に起こったことから学ぶべきだ。だから(米作家のマーク・トウェインの言葉にあるように)『歴史は韻を踏む』と言うことができる」  「例えば、経済バブルの歴史が何であったのかを理解できるなら。すべてのバブルの本質は同じに見えるだろう。日本は30年前に大きな経済バブルを経験した。その際にあなたが歴史をきちんと勉強していたなら、日本ではおかしなバブルが起きていると気づくことができ、その前提に立って(上手く)行動することができたはずだ」  「人々は『今回のブームは過去とは違う』と常に言うものだ。だが、それは明らかに間違っている。バブルの本質は決して変わらない。あなたが歴史を理解しているなら、きっとそう気づくはずだ。私の人生と投資において、歴史を学んでいたことは大きな助けとなった」  「みなさんに理解してほしいのは、1000年前でも現在でも、人間は変わらないということだ。人間は両足いっぺんにズボンを履くことはできず、ズボンを履くときは片脚ずつ順番に履くものだ。だから人間は今も昔も変わっていない」  「富を得て、お金持ちになった後に何をすべきか」という読者からの質問に対して、ロジャーズ氏はこう答えた。

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