Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

いまこそ決着をつけたい!? カワサキ「GPz900Rニンジャ」の「Z」は大文字か小文字か? 正解はあるの?

配信

バイクのニュース

「GPZ」のゼットが大文字と小文字の2パターンあるという謎

 映画『トップガン マーヴェリック』が2020年末に公開されることで、再び注目を集めているカワサキ「GPz900R」。1作目の『トップガン』(1986年公開)では、たびたび印象的なシーンで主役のトム・クルーズが乗って登場し、ニンジャ人気が高まりました。 【画像】「GPZ」の「Z」は大文字?小文字か? 証拠をチェック!(8枚)  ところで、先ほどの書き出しの文章中、「GPZ900R」じゃなくて「GPz900R」なの? と思われた方も多いことでしょう。  いわゆる「前期型」(型式で言うところのA1からA6)と呼ばれるフロント16インチ、AVDS(オートマチック・バリアブル・ダンピング・システム)付きモデルに乗っている、もしくは乗っていたライダー、それに限定解除世代のライダーは「GPz900R」と「z」を小文字にすることにこだわる方が多いようです。ま、筆者(小林ゆき)のことですが。  フロント17インチになった後期型(型式A7以降)は大文字「Z」の表記になっています。いったい“ゼット”の表記は大文字と小文字、どちらが正しいのでしょうか?  写真を見てみると、発売初年度の1984年モデル、型式で言うといわゆるA1と、日本で発売された排気量ダウンモデルの「GPz750R(G1)」のサイドカバーには「GPz900R」「GPz750R」と表記されているように読めます。しかし、小文字「z」の大きさと900Rの表記は同じ大きさなので、デザイン上「GP」を強調しただけなのではないかとも思えます。  エンジンのサイドカバーには「GPz Kawasaki」とあり、明確に小文字「z」となっています。

 かつて「GPz900R」を開発した方にインタビューしたときの取材ノートをひっぱり出して見てみました。すると「GPはグランプリのGP。GPZ900RはGPを強調したネーミング」とメモが残っていました。  確かに「GPz900R」の発売前にあったカワサキのモデルのネーミングは、「Z400」(1976年発売)→「Z400FX」(1979年発売)→「Z400GP」(1982年発売)の流れや、「Z1100GP」(1981年発売)など、モデル名のあとに「GP」を付けるパターンがありました。  また、1983年には「GPz250」、「GPz400」、「GPz400F」、「GPz750」、「GPz1100」のように、GPのあとに小文字「z」が付くネーミングのモデルが発売されました。 「GPz900R」の900ccという排気量は、1000ccオーバーのフラッグシップが増えていく中、コンパクトなエンジンでスポーツ性能を狙ったことと、大ベストセラーだった「Z1」の排気量をリスペクトした、とのことですから、「Z900GP」のようなネーミングでもよかったように思えます。  商標登録を調べてみると、川崎重工による「GPZ(ジイピイゼット)」の商標出願は1979年7月26日に出願されていることがわかります。「Z1100GP」などモデル名のあとにGPを付けるようになる以前、すでに「GPZ」のネーミングが用意されていたんですね。

【関連記事】