コース料理で「北陸旅」体感 金沢で21日から、工芸や食文化盛り込み
●文化庁のイベント 文化庁が推進するプロジェクト「日本博」の食イベントが21、22日、金沢市兼六町の兼六園茶屋「見城亭」で行われる。日本最大級の若手料理人競技会「RED U―35」の歴代入賞者が「北陸の旅」をテーマに、北陸三県の工芸や食文化を盛り込んだコース料理を提供する。 20日は同所で報道関係者向けの試食会が開かれ、能登町で水揚げされたイカの塩辛、平家豆腐のペーストや切り干し大根を乗せたもなかなどが振る舞われた。 21、22日は予約済みの約30人にコース料理が提供される。器には九谷焼や輪島塗といった地元の工芸品を採用した。イベントに参加する料理人は1年前から北陸三県を訪問し、地域の歴史や特産物に理解を深めた。参加料理人による食材や器についての講話もある。