爆発的な売れ行きから10年、今でもiPhone 6は中古市場で売れているのか?
iPhone 6は中古スマホ販売店の棚に今でも置かれている?
「現役で使うスマホとしては難しい面がある」と先ほどお伝えしましたが、そもそもiPhone 6は中古スマホ販売店の棚に、今でも置かれているのでしょうか。実際にゲオやブックオフといった中古販売店の棚を、いくつかチェックしてみました。 ゲオ、ブックオフの店頭のスマホやタブレット関連の棚をチェックした限り、iPhone 6は置かれていませんでした。念のためゲオのオンラインストアもダブルチェックしたところ、中古のiPhone 6の取り扱いは4点のみで価格は6,000円弱が相場。なおiPhone 8は500件以上の取り扱いがあると見られ、iPhone 6は「店頭での取り扱いが極めて少ないモデル」であることは間違いなさそうです。 基本的には最新のiOSへのアップデートがまだ可能な比較的新しい端末が中心。ホームボタン付きのiPhoneでもiPhone SE(第2世代・第3世代)が目立ちます(※なお通常の棚には端末がなくとも、ジャンク品コーナーにiPhone 6が並んでいる可能性はあります)。
iPhone 6は今でも中古市場で売れているのか
個人間取引(CtoC)でのiPhone 6の売買は盛んで、2024年現在でも売れています。 筆者が調べた限り、iPhone 6のメルカリでの相場は2,476円。中古販売店の相場よりも大きく安いのは、やはり古いモデルであることから持ち主自身が「あまり価値がない」と判断して処分価格に近い水準で出品しているケースが目立つためでしょう。 ■iOSアップデート不可の端末がいまでも売れる理由は? 今でもiPhone 6の中古売買が行われている理由のひとつには、一種のレトロカメラとしての需要があると見られます。近年、Z世代の間ではiPhone 4などをはじめとする「古いiPhone」で写真を撮るのがブームに。同じくZ世代に人気の「写ルンです」での撮影と比べて現像の手間もコストもかからず、なおかつ近年のハイエンドスマホと比較して画素数などが良い意味で「大きく劣る」のが魅力の1つ。 写真撮影が趣味の方は、メルカリであれば2,500円弱で入手しやすい「レトロカメラ」の一種としてiPhone 6を買ってみるのも面白いかもしれません。
オトナライフ