【陸上】ミュンヘン五輪男子やり投金メダルのヴォルファーマン氏が死去 78歳
男子やり投で1972年ミュンヘン五輪金メダリストのクラウス・ヴォルファーマン氏(ドイツ)が12月18日に死去した。78歳だった。 ヴォルファーマン氏は、西ドイツ代表としてミュンヘン五輪に出場し、90m48を投げて優勝を飾った。本命視されていたヤーニス・ルーシス氏(ソ連)を最終投てきで2cm上回る逆転劇が語り継がれ、冷戦下で競技を通じて友情を育んだエピソードともなっている。73年には当時の世界記録である94m08をマークした。 1970年代後半にはボブスレーに転向し、ヨーロッパカップで入賞するなどの成績を修めている。スポーツのキャリアにおいてドイツで数々の賞を受賞。引退後にはスポーツマーケティング会社を経営していた。