5年ぶりの実業団駅伝日本一へ 旭化成陸上部 注目の選手は ニューイヤー駅伝を前に
元日に行われるニューイヤー駅伝に出場する旭化成陸上部は、5年ぶりの王座奪還へ向け、闘志をもやしています。 【写真を見る】5年ぶりの実業団駅伝日本一へ 旭化成陸上部 注目の選手は ニューイヤー駅伝を前に ■自己ベストを出した選手でもメンバー入りできない 新春恒例のニューイヤー駅伝でこれまで25回頂点に立ち、過去最多優勝を誇る名門、旭化成陸上部。 しかし、大会4連覇を果たした2020年以降、優勝から遠ざかり、去年は3位に終わりました。 (旭化成 西村 功 監督) 「本当に皆さんから期待されているが、なかなか勝てなくて、来年はぜひ5年ぶりに優勝したい」 先月、大分県で行われた九州実業団毎日駅伝では、黒崎播磨とデッドヒートを繰り広げ、1秒差で優勝。ニューイヤー駅伝への切符をつかみました。 (旭化成・副主将 土方英和選手) 「(エントリーの)12人から漏れてしまった選手も、先日の1万mの記録会で28分5秒と自己ベストで走っていたり、そういった選手がメンバーに入れないというチーム状況でもあるので、かなりハイレベルな争いができている」 ■毎日駅伝で区間1位 齋藤 椋選手 そんなチームの注目選手は… まず、先月の九州実業団毎日駅伝で区間1位に輝いた齋藤 椋 選手です。 (旭化成 西村 功 監督) 「今シーズン、5000mでも10000mでも自己記録を更新してきているので、次回の大会ではチームに貢献できる走りをしてくれるんじゃないか」 1万メートルではこれまでの記録を約40秒更新。上々の仕上がりで本番を迎えます。 (旭化成 齋藤 椋 選手) 「どこか大きな故障とかもなく、体調も特に崩すことなく、ここまで順調に来れている。チームとしては優勝、個人としても区間賞を取るような走りをしたい」 ■パリ五輪1万m代表 葛西 潤選手 そして、エントリーメンバーの半分を占めるのが25歳以下の若手選手たち。 中でも期待が寄せられているのが、今年、日本選手権で優勝し、パリオリンピック™1万メートルに出場した入部2年目の葛西 潤 選手です。 (旭化成 葛西 潤 選手) 「(パリ五輪は)どこをとっても刺激のたくさんある舞台で楽しかったが、結果としては悔しいもので終わってしまったので、次は全部含めて楽しかったといえるような戦い方ができればいい」