オンライン薬局運営のミナカラ、PBでサプリ拡充を推進
オンライン薬局を運営するミナカラ(東京都渋谷区)は、2013年の会社設立より、一貫して「オンライン×おくすり」を軸に、オンラインによる服薬指導および調剤薬局事業を含む各種のヘルスケアサービスを展開、年間10万人以上に医薬品やヘルスケア商品を提供している。社員の約2割(10月現在)が薬剤師である強みを生かし、PBによるサプリメントシリーズの拡充にも力を入れている。 PBは、2018年の立ち上げ以降、飲み薬から貼り薬、塗り薬まで幅広く展開。OTCの取り扱いはもとより、薬剤師が開発したサプリメントもシリーズとして全18品目(9月末現在)を扱っている。 PBは全ての商品において、購入前後における薬剤師のサポートや、発売後のサービス改善の継続などを行っており、商品パッケージの裏の二次元コードからダイレクトに同社薬剤師へチャットへアクセスできる。 10月17日には新商品「ミナカラ コラーゲンプレミアム」を発売。健康食品市場の一大カテゴリーであるコラーゲンについて、美容目的だけでなく、日々のヘルスケアや栄養補給などでの活用を推奨したいと考えて開発したという。コラーゲンパウダーにありがちな「飲み物への溶けにくさ」「溶かす際にダマになってしまう」などの改善を図るとともに、原料の選定および配合バランスを工夫することで、においの軽減を図った。 「コラーゲンが体内で合成されるときにはビタミンCが必要。飲み物の味を邪魔しないため、例えばビタミンC配合のフレッシュジュースに溶かすことで、美味しくかつ効率よくコラーゲンを取り込める」(同社薬剤師)とし、女性はもとより男性にも注目してほしいアイテムとして提案していく。 酵素サプリメント「ミナカラ 国産熟成酵素アクティブ+」は、国産91種の植物発酵エキスと、国産白米麹を配合。初月の売り上げは、従来のPBの約5倍となるなど好評だ。「ソイメロ ボーテ」は、女性の美と健康のトータルサポートを訴求。既存のイソフラボンサプリメント利用者へのアンケート調査を実施し、成分選定や内容量、包装サイズデザインなどにこだわって開発した。 同社では今後も、薬事・ヘルスケア課題を身近で取り組むオンラインイノベーターとして、オンラインとオフラインの両方でヘルスケアと薬局サービスを提供していくとしている。