車の維持費「節約できるポイント」今こそ確認!
2021年の幕開けは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で寂しいものとなりました。この影響はまだまだ続く見通しとなっており、先行きが不安な状況が続きそうです。 2020年冬のボーナスが減少したこともあり、今年のボーナスもそうですが、テレワークや時短営業の影響で毎月の収入も減ってくる可能性も十分にあり得ます。入ってくるお金が減ってしまうなら、出ていくお金を減らさなければなりません。地域によっては必需品ともいえる車の維持費も、見直しを考えていきたいところです。そこで今回は、車の維持費について確認をしつつ、節約できるポイントを見ていきます。
車の年間維持費を確認してみよう
まず、車の維持費が年間どれくらいかかってくるのか確認していきます。車種によって変わってくるかと思いますので、モデルケースとして5ナンバーサイズのミニバンのトヨタ・ヴォクシーのガソリンエンジン車で確認をしていきます。 保有しているだけでかかってくる維持費(税金、法定費用分) ・自動車税:3万6,000円(2019年9月30日以前に新規登録された車は3万9,500円) ・自賠責保険料:2万1,550円(本土24カ月分) ・重量税:3万2,800円(2年分、エコカー減税を考慮せず) ・合計金額:6万3,175円(自賠責保険と重量税は2分の1で計算) まず強制的にかかってくる部分としては税金や自賠責保険料があります。ここでは上述した通り自動車税と自賠責保険料と重量税を計上。後者2つについては継続車検時にかかる費用を按分しています。 車の使い方によって変わってくる費用 ・ガソリン代:10万9,200円(月700km走行で燃費が10km/L、レギュラー130円と想定し12カ月分を計上) ・駐車場代:18万円(月極駐車場1万5,000円×12カ月分) ・任意保険料:8万4,000円(毎月7,000円×12カ月分、契約内容によって異なる) ・オイル交換費用:1万円(1回5,000円×2回) ・法定点検費用:1万5,000円 ・合計金額:31万4,200円 この部分では車の仕様状況によってかかる、主に変動費用を中心にシミュレーションしてみました。ガソリンエンジンのヴォクシーの燃費を1リットル当たり10kmと仮定していますが、あくまでもこれは「みんカラ」で報告されている平均的な数値に寄せていますが、使い方によっては良かったり悪かったりもします。 駐車場に関しては東京都内であればもう少し高くもなりますし、地方ですと月5,000円で借りられる駐車場などもありますので、参考程度としてあります。 ・法定費用+変動費=約37万円 上述した費用を合計すると年間で37万円ほどの維持費がかかってくる計算となりますが、これ以外にも突発的にかかる費用が多数あります。 例えばタイヤやバッテリーの交換費用などで、タイヤの費用はピンキリですが国産メーカーのタイヤだと8万~10万円、バッテリーはアイドリングストップ車の場合は3万~5万円の費用が発生します。これらの交換が同時期にくる可能性もあり、それ相応の備えをしておく必要があります。