4日未明の国会本会議で非常戒厳の解除要求案が可決されたことを受け、国会から撤収する兵力＝（聯合ニュース）

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が「非常戒厳」を宣言した直後に逮捕を指示した人物の中に、最大野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）代表が偽証教唆の罪に問われた裁判の一審で無罪を言い渡した金東鉉（キム・ドンヒョン）ソウル中央地裁部長判事が含まれていたことが、13日分かった。 　警察などによると、警察トップの趙志浩（チョ・ジホ）警察庁長は警察特別捜査団の取り調べに対し、呂寅兄（ヨ・インヒョン）国軍防諜司令官が非常戒厳の宣言直後の3日午後10時半ごろに政治家など15人に対する位置追跡を要求したと供述した。 　逮捕対象者のリストに見慣れない名前があったため誰かと尋ねたところ、呂氏は「李代表に無罪を言い渡した判事」と答えたという。 　リストには金判事のほか李代表、禹元植（ウ・ウォンシク）国会議長、共に民主党の朴贊大（パク・チャンデ）院内代表、鄭清来（チョン・チョンレ）国会法制司法委員長、与党「国民の力」の韓東勲（ハン・ドンフン）代表などが含まれていたことが分かっている。