「がむしゃらに」代打・秋広優人、今季44打席目で待望の初打点 4年目でプロ初盗塁もマーク
◆JERA セ・リーグ 広島1―6巨人(10日・マツダスタジアム) 秋広に待望の一打が生まれた。6回、リードを3点に広げ、なお2死一、三塁。「何としても食らいついて、がむしゃらに」と、代打でフルカウントから森下の浮いた129キロチェンジアップを払うように左前へはじき返した。今季44打席目で待望の初打点となり、阿部監督は「大きな追加点になった」とたたえた。 5回まで57球、無失点の好投を見せていた菅野の代打。6番・浅野が死球で出塁したあたりで首脳陣から準備を命じられていたといい、「(投手を)代えない選択肢もあったと思いますけど、行くつもりでいた」。今季代打では12打数4安打の打率3割3分3厘。左の切り札として存在感を示しつつある。 次打者の4球目で二盗に成功し、4年目でプロ初盗塁もマーク。「優勝争いのチームにいられることがすごくうれしいこと。今日もいい場面の代打で出させてもらったので、(次戦以降も)貢献できるように頑張ります」と誓った。(内田 拓希)
報知新聞社