インテルやミランも注目するセリエBの逸材MF レッチェの才能・ヒュルマンドとは何者か
2部で評価高める“ブロゾビッチ風MF”
今はまだ2部でプレイする若者の1人に過ぎない。しかし、数年後の彼はセリエAでも名の通った存在となっているのだろうか。現在、イタリア・セリエBにはその将来が楽しみな中盤戦士がいる。 その選手とは、レッチェに所属するMFモルテン・ヒュルマンド(22)だ。伊『calciomercato』によると、同選手には現時点でインテルやACミランといったセリエAの上位クラブが獲得に興味を示しているという。 現状ではまだ無名の若手という立ち位置のヒュルマンドだが、そのポテンシャルは十分にトップリーグでも通用するレベルにあると言っていいだろう。今季はここまでセリエBで37試合に出場している同選手。レッチェではインテルのマルセロ・ブロゾビッチと似たようなタスクをこなしており、彼はピッチ上のあらゆるところに顔を出してゲームメイクや守備を行っている。そのプレイスタイルを一言で表現するならば、“移動型司令塔”という言葉がピッタリか。さすがに現時点でブロゾビッチと同じクオリティを発揮しているとは言い難いが、将来性を考えれば面白い逸材であることは間違いない。 そして、そんなヒュルマンドのクオリティの高さは今季のスタッツにも表れている。データサイト『SofaScore』によると、現時点での同選手はセリエBでインターセプト数(54回:チームMF中1位)やクリア数(65回:同1位)、パス成功数( 1189本:同1位)といった部門で印象的な数字を残している状況。こうした成績を見てみると、インテルやミランが興味を示すのも納得できるプレイヤーと言えるだろう。 今夏の移籍市場にて、密かに人気を集めているセリエBの逸材MF。シーズン終了後にヒュルマンドがどこへ向かうかには今から注目しておきたい。
構成/ザ・ワールド編集部