まもなく今季営業終了「恵那スケート場」 冬季国体支えた徹底したコロナ対策
今季、15周年を迎え、先日はスケート国体をやり遂げた岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場。 新型コロナウイルスに悩まされた今シーズンの冬季営業はまもなく終了します。 国内のスピードスケートリンクで、最西端に位置する県クリスタルパーク恵那スケート場は、2020年末に15周年を迎えました。 1月開催されたぎふクリスタル国体では、全国から多くの選手を迎えるコロナ禍での大規模大会をスタッフは無事やり切り、これに応えるように県勢は、合わせて16競技で入賞する大活躍をみせました。 2020年11月から始まった今シーズンの冬季営業は、新型コロナウイルスの対応に追われ続きました。 対策として、消毒や検温の徹底はもちろん、入場を事前予約制にして感染者が出た際も迅速に対応できる体制をつくりました。 事前予約はすでに一般来場客のおよそ8割が利用していて、今後はチケットのデジタル化も見据えます。
※恵那市スポーツ課スケート振興室 西尾嘉仁 副室長 「岐阜県及び恵那市のガイドラインに沿って、仮に感染者が出た場合に迅速に連絡ができる体制を築くため、入場される際に紙に書いてもらうチェックリスト方式を考えていたが、時間がかかり、密になりやすいので、事前予約制を導入いたしました」 今季の利用者数は、やはりコロナの影響で例年に比べて3割から4割少ないおよそ2万8000人ですが、そんな中でもリンクを管理する島田徹さんらは、毎日氷を削り、整え、来場者や選手に最高の状態を提供しています。 ※パティネレジャー 島田徹さん 「作業員がコロナにかかってしまうと、リンクの作業も何もできなくなりますので、外出を制限したり、手洗いうがいを必ず励行して、徹底を図っていました」 特に今シーズンは、国体という大舞台で感染対策にも気を配る選手らにベストを尽くしてもらおうと、細心の注意を払ってリンクを仕上げたといいます。