先週の流入額上位-「ベイリー・ギフォードインパクト投資ファンド」が初のランクイン
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2021年2月22-26日)の純資金流出入額を確認したところ、純資金流入額の上位10ファンド中6ファンドが先々週(2021年2月15-19日)に続いて上位10位内となり、設定(2019年6月)来初のランクインとなった三菱UFJ国際投信の「ベイリー・ギフォードインパクト投資ファンド」(愛称:ポジティブ・チェンジ)のほか、返り咲き3ファンドを合わせた4ファンドが新規にランクインした。
「ベイリー・ギフォードインパクト投資ファンド」は、外国籍ファンドへの投資を通じて、日本を含む世界各国の企業の中から、好ましい社会的インパクト(社会的変化)をもたらす「インパクト・テーマ」の事業展開により、長期的な視点から成長が見込まれる企業の株式に投資する。現時点の「インパクト・テーマ」としては、「平等な社会・教育の実現」、「環境・資源の保護」、「医療・生活の質向上」、「貧困層の課題解決」を挙げている。外国籍ファンドの運用は、ベイリー・ギフォード・インベストメント・マネジメント (ヨーロッパ)リミテッドが担う。
2021年1月末時点のポートフォリオを見ると、国・地域別上位は米国48.2%、デンマーク6.6%、台湾6.5%など。組入銘柄数は32銘柄で、組入上位は電気自動車の製造・販売を手掛ける米国『テスラ』(8.9%)、新型コロナウイルスのワクチン開発などを行っている米国『モデルナ』(6.9%)、半導体受託生産の世界最大手『台湾セミコンダクター』(6.5%)となっている。同月末時点の過去1年間のトータルリターンは80.62%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」平均(16.03%)を64.59%上回り、カテゴリー内上位3%(298本中8位)。また、モーニングスターが先日発表した「ファンド オブ ザ イヤー2020」では、「ESG型 部門」で優秀ファンド賞を獲得した。
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