吉村知事テレビ行脚で自己弁護 大阪府のコールセンターには抗議電話が殺到!
7日、新型コロナウイルスの新規感染者数が878人と過去最多を記録した大阪。「医療非常事態宣言」を発令し、8日から外出自粛要請を府内全域に広げ、13、14日に予定されていた公道での聖火リレーの中止も決定した。 大阪感染再拡大は民意無視の「吉村・松井」維新コンビが招いた災厄 大阪の直近1週間の新規陽性者は、2週間前と比べ4倍超。医療提供体制が逼迫するなど、まさに「待ったなし」の状況だ。 それでも吉村洋文知事はこの日(7日)も関西テレビの「報道ランナー」に生出演するなど、今月3日以降、5日連続で6番組に出まくっている。 ■コールセンターには電話が殺到 さすがに府のコールセンターには「こんな時にテレビなんか出ている場合か」といった意見が多数寄せられているという。 「何で今更まん延防止なん? 緊急事態宣言ちゃうの?」「そもそも早いこと1週間前倒しして(緊急事態宣言を)解除したから、こんだけ増えたんちゃうか?」といった内容だ。 実際、吉村知事は、テレビをつければいつも番組に出ている印象だ。 3日「あさパラS」「ウェークアップ」(いずれも読売テレビ)、4日「日曜討論」(NHK)、5日「ミヤネ屋」(読売テレビ)、6日「キャスト」(朝日放送)。 吉本芸人とタレントしか出ていないバラエティーにまで出演している。 しかも、MCを務める女性芸人から、「立憲民主党の枝野代表が『まん延防止をやって効果がなかったら辞職すべきだ』と言ってます」と振られると、ムキになって「何で枝野さんにそこまで言われる筋合いがあるんかなぁ。代表を辞めて一回(府知事を)やってみろ」と挑発するなど、コロナ対策と直接関係ないことまでまくし立てる始末だ。 吉村知事のテレビ出演について、企画室政策課報道グループの担当者は「テレビ出演に関しては公務です。府のコロナ対策とか、府民に的確に情報発信させてもらえる場として、依頼があれば出演しています」と説明するが、これのどこが情報発信なのか。 これまで吉村知事のコロナ対策は失敗続きだ。「(昨年)9月に実用化を図りたい」と言っていた大阪発のワクチンは2022年以降にズレ込み、「イソジン会見」では府民をパニックに陥れた。テレビ行脚する前にやることがあるはずだ。